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武術覚書  作者: asada11112
138/187

138 暗殺技


S老師について。(短め)


B壇系のS老師は、

武術雑誌にて、

自分が中国共産党の幹部の暗殺を目論んだ老師達に、


ずっと暗殺技を仕込まれて育ったと言うことを発言していた。


師匠は、それに対して面白い見解を出していた。


師匠「あの人の技の使用法解説の映像って、

全部、弟子に防具をガチガチに付けさせて、

自分は拳サポーター着けて、

相手に当ててるでしょ?、

多分、『技を止められない』から。」


武術家の使用法は、

普通、

弟子相手に寸止めで技を行う。


特に中国武術の技は、

急所を効率よく破壊する事に主眼が置かれているので、

そうしないと弟子を壊してしまうからであるが、


それが出来ない様に、

実際に当てるしか出来ない様に

『仕込まれた』S老師も大概ではあるが、


昔の武術家は概してそんなものらしい。


その為、

師匠に下手に質問なぞ出来なかった。

「こうだよ」

と、ニコニコしながら実際に老師が技を質問した人にかけてしまうのだからと師匠から説明された。


師匠「そんなの、今の時代には合ってないから、

俺は優しい教えかたをする。」


ただし、

痛い目に遭わないと、

中々覚えてくれないとの事。


現代に生まれて良かったと思った話。

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