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武術覚書  作者: asada11112
124/187

124 抱(崩)

六大開の一つ。


真っ直ぐな頂肘に比べて、

貼山靠は、

下に向けた曲線(放物線?)を描くその軌跡に、

とても難易度の高さを感じていた。


通常、

真っ直ぐ出す突きは『地面を蹴るな』

『地面におちるな』

という、絶対的な藝事上のルールがあった。


しかし、六大開のそれは、下方への曲線の技、


どうすればいいのだ?

師匠は模擬ナイフを持たせて、

ナイフの角度を指導。


師「あとはナイフを気にせずに貼山靠やってみ」


こてん。

と、相手が倒れた

‥‥‥‥‥‥‥

お~い、

俺が先輩だからって、

空気読まなくていいんだぞ~。


と、それを教える為にも万全の体勢で立つ。


相手はウェイトは私の約半分のP。

ごりっ!

強烈に重い技がきて、転げる私。

鉄の棒もかくや、という衝撃。


呆気に取られた顔をしているーのはP。

P「asadaさん、本気で抵抗してました?」

私「はあ?」

P「全然抵抗感がなく軽く倒れちゃったんで‥‥‥‥」

私「‥‥‥‥‥‥」


その『疑問』は、

互いにフラフラになるまで、

地べたに這いつくばらせられて、

漸く納得するに至る。


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