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武術覚書  作者: asada11112
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108 陰陽二極・三密(密教の身・口・意)・四大元素・五行・六合・七曜・八卦・九星



陰陽二極・三密(密教の身・口・意)・四大元素・五行・六合・七曜・八卦・九星


数にまつわるややこしい話。


オカルトが好きな私。

アンド、中国武術の関係で五行理論(形意拳の五行拳)を学んだこともある、


でもって急所の経絡(十二経絡)など調べて少々違和感を覚えた。

五臓。

どうやって五行に十二経絡を合わせるのか?

5×2=10

二つ多い。


四大元素(地・水・火・風)

五行にするには、一つ足りない。


方角的には東西南北の四方向、

五行に当てはめるには一つ足りない。


師匠の知り合いの霊能力者さんの話。

「私は北で四大元素の地の属性、だけど四神だと玄武、

つまりは亀、でも亀だと水の属性が混じっている。

四神の配置はずれているのかもしれない。」


確か、武壇の五行の気の理論は、

土は中央で脾臓、体をねじる動き、

木は横で肝臓(方角は東)、

火は上で心臓(方角は南)、

水は下で腎臓(方角は北)、

金は前後で肺臓(方角は西)、


だから私は勝手に土の聖獣は『中央』だから黄龍じゃないかと思っていた。

気になって、ネットで調べたら、

一応あっているらしい。

中国では黄龍、日本では麒麟と説明されていた。

地を五行の中央として最も強いとする考え方は、五行理論の中の、

『土王説』という理論らしい。

(そういえば太極拳では中定という真ん中と四方向の五つを基準に動くそうだ)


四神の聖獣は、五行に当てはめるため、一個増やすということをしていると解った。

よくよく調べると、

他にも色々と、

『分割して増やす』

という事を対応させる為にやっているらしいというのがわかった。


インドの理論も、


ヴァータ(風)、

ピッタ(火)

カパ(泥水・粘液)


という三代元素(?)から、

ヴァータから風と空が分かれ、

カパ(泥水)から、地と水が分かれて、


地・水・火・風・空

五大元素に分かれ、

ビシュヌ神(インドの盤古神・宇宙はその神の体で出来ている)の体は、

更に

地がムーラダーラとスワディスターナに分かれ、

空がアジナーとサハスラーラに分かれ、

人体の七つチャクラに変わった事になっている。

(仏教では五つのまま分かれなかった=これが五輪の塔、

武蔵の言う五輪=日本武術の奥義、である)


原初の混沌から、

どんどん細分化してきている、ということか。


そうすると、

玄武が水と土の両方の特性を持っているというのも納得できる。

原初は土と水が混じり合っていた『泥水』という考え方だから。

(玄武の尻尾が蛇であり、合成獣=キマイラとしての特性を持っているのも頷ける)


十二経絡も納得がいく。

もともと泥水・火・風の三大元素で分類していたとすれば、

十二経絡は、3×4=12、

数は合う。

(ちなみに、中国もインドも、脈診の計る部位は全く同じ、三点で計る。

検査装置が一緒なら、経絡原理が同じでなければ逆におかしいという話になる。)


現実世界も同じく(武術だから)

バランスの安定は、本来三点あれば取れる。

(本職のウェイターはトレイを三本指で支える)

五本指は更にコントロールしやすくする為にアルバイトが使う。


武術・医術も大本は、古代のインドから派生したと考えて、

人体の経絡が3つの分類で構成されていたものが、


時代を下り、中国に到達するにあたり、

よりコントロールを容易に、診断を容易にするために、

5つの分類-五行に増やした、と考えるのが自然ではないだろうか。


さて、

何のためにといえば、

数年間の無茶な試み……、

日本柔術の急所当て身の理論は、

中国の経絡理論ではなく、

インドのシッダ医学で分類できるのではないか、

という調べものが、進むかな?という為であったりする。


(※この辺りの013〜018に関係している)




ジャンケンは、もともと中国では石拳じゃくけんという古い武術から来たという。

まさに、中国武術の秘伝である、『五行の気』のオリジナルではなかろうか?

(五行相克の理論が、まさにジャンケンそっくりであるから3から5に増えたと考えられる)


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― 新着の感想 ―
[一言] お待ちしてます。 よろしくお願いします。
[一言] 私個人的には、密教の三密にもう少し触れて欲しかったです。
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