第30話 ―魂の在り処―
煌星剣が、消えていく。
その重みを失いながら、光の粒となる。
かつての主の亡骸を撫でるように漂いながら、名残惜しげに溶けていった。
「……ありがとう、煌星剣」
悠はつぶやき、振り返る。
へたり込んだまま呆然とこちらを見上げてくる美虎、伊織、百花。
その後ろで立ち尽くしているルルとカミラ。
さらに後方の冬馬、澪、ざくろ。横たえられているティオ。
そして、研究室に通じる扉の前に立つ、二つの人影。
褐色の肌の幼い少女と、蒼穹の髪を伸ばした笑顔の少女。
「終わったよ、レミル、アリエス」
レミルは、唇を噛み締めながら、倒れる父や“夢幻”の亡骸を見つめていた。
アリエスは、研究室で目覚めた時と変わらぬ深い疲労をその微笑みに滲ませながら、レミルの背を優しく押す。
「レミル……ほら」
「……ん」
レミルが、ぺたぺたと素足で駆け寄ってくる。
悠の目の前に立つと、大きな金色の瞳でじっと見上げてきた。
今にも泣き出しそうな表情だ。
「ユウ、ありがとう……本当に、ありがとうなのだ」
「……うん」
そしてレミルは、周囲を見渡す。
辺りには、“夢幻”の英雄たちの亡骸――その残骸が、散らばっていた。
悠は、気まずさからおずおずと声をかける。
「レミル、ごめんね……その、みんなの身体、綺麗にできなくて」
どの遺体も、無残な有様であった。
特に、煌星剣の砲撃形態で薙ぎ払われた者の中には、遺体と認識できるものすら残っていないものもいる。
悠の言葉を、レミルはかぶりを振って否定する。
「違うのだ……」
ぎゅっと、手を握ってきた。
小さな手が、震えている。
……いや、これは。
「ユウ……ごめんなさい……我のせいで、ごめんなさい……!」
震えているのは、自分の手だ。
レミルの手は、それを包み込もうとしているかのように握られていた。
「あ……」
死体であったとはいえ、人体を破壊したという嫌悪感と罪悪感。
粕谷京介の両腕を切断した時をはるかに上回る悍ましさが、今更に悠の手を震わせていた。
レミルの手を握り返し、苦笑する。
「ははっ……ほんとカッコ付かないなあ、僕」
「そんなことないのだ……カッコ良かったのだ……!」
涙声で言いながら、抱き着いてくる。
レミルは、悠のお腹に顔を埋め、やがて嗚咽を漏らしはじめた。
彼女の背中を撫でながら、好きなようにさせてあげることにする。
「ユウ!」
「ユウ殿」
そうしていると、いつの間にやら二つの人影が近寄ってきていた。
アリエスと、カミラである。
「二人とも……お疲れ様」
「……ん、ユウもね」
アリエスの表情は、いつもの笑みである。
だが、明らかに深い消耗が感じられた。
レミルを助けるための一連の行為で、相当に力を削ったらしい。悠が現実に帰還した時には、身動きすら取れない状態だったのだ。
「レミル様を助けていただき、誠にありがとうございました」
無表情のまま、深々と頭を下げてくるカミラ。
ひどい状態である。
その人ならざる褐色の容貌には、いくつかヒビが入っていた。
消耗している、というよりは、壊れていると表現した方が正しい。
心臓を鷲掴みにされたような悪寒に、悠は顔を青ざめさせた。
「カミラさん、その――」
「――ユウ殿」
悠の言葉に被せるように、カミラが口を開く。
この声は平坦だが、どこか有無を言わせぬ切実さがあった。
「レミル様に、ブラド様と最後のお別れをさせていただいても宜しいでしょうか」
「は、はい……レミル、いい?」
悠のお腹でぐずっているレミルの頭を、優しく撫でる。
レミルは、涙と鼻水で汚れた悠のお腹から顔を離した。
目元をごしごしとこすり、ずずっと鼻水をすすり上げる。
「分かってるのだ……」
「さあ、レミル様」
カミラを見上げる金色の瞳に、どこか怯えにも似た色が浮かんでいた。
何かを問おうとするかのように口を開くが、意味ある言葉が出てこないようだ。
「行きましょう、レミル様……アリエスも」
「ん……」
「そうだね、行こう」
あの夢の領域で、悠に敗れ、消えゆくブラドと別れの言葉は交わしている。
だがこの物質の世界で、本物のブラドの遺体に別れを告げるのは、また別の意味があるのだろう。
レミルは、カミラとアリエスを伴って、横たわる父の亡骸へと歩いて行った。
「悠!」
そうして一人になった悠に、様子を見守っていた仲間たちが駆け寄ってくる。
美虎、伊織にルル、冬馬や澪、百花とざくろ。ティオは気を失ってぐったりとしているが、冬馬に背負われていた。
皆、消耗していたが無事である。
良かった……本当に良かった。
安堵で腰が抜けそうだった。
「悠! 悠!」
「い、伊織先輩!?」
最初に伊織が詰め寄ってきた。
やたらとテンションが高い。
悠を真っ直ぐ見つめるその黒瞳は、きらきらと輝いているようにも見える。
「なあ、悠! あの歩法! あの大剣を避けた時の歩法! あれ縮地じゃなか! っていうか足捌きがほとんど別人たい! いつの間にそんなに上達しとったと!?」
頬を紅潮させながらまくし立てる伊織。
悠は、たじたびになりながらも、説明する。
「そ、その……あっちで時間がいっぱいあったんで、伊織先輩の動きを、その……真似と言うか、模倣というか、パクったというか」
言ってみると、後ろめたい気分になってきた。
伊織が長年にわたって積み上げ、煮詰めた努力の上澄みだけをすくったような、微妙な罪悪感がある。
「ご、ごめんなさい……」
だが、伊織はしごく上機嫌だった。
にこにこと微笑みながら、顔を寄せてくる。
「何で謝るとよ! 稽古の基本は先達の模倣たい! つ、つまり悠はおいの真似をして強くなったとね!?」
「うん、まあ……そうですね。伊織先輩のおかげです」
他にもベアトリスや省吾、朱音やルルの動きも含まれているが、基本は伊織だろう。
「そっか……そっか~~……ふへへへ……」
伊織の表情がふにゃふにゃと緩んでいた。
喉を撫でられた子猫みたいである。
とても可愛らしいが、さすがに喜び過ぎじゃないかと悠は戸惑っていた。
そんな悠の頭に、ぽんと手がのせられた。
くしゃくしゃと、少し乱暴に撫でられる。
「わ、わわっ……」
「やったじゃねぇかよ、おいっ!」
美虎が、悠の頭を抱えるようにして抱き寄せてきた。
豊満過ぎる柔らかな双丘が思いっきり頬に当たっているが、本人は気付いているのかいないのか。
当たってますと言おうかどうか迷っていると、
「マジすごかったッス!」
「やるね」
「……やったじゃん、悠」
「お前、また強くなったんじゃないのか?」
百花が、ざくろが、澪が、冬馬が、口々に悠を褒めてくる。
くすぐったいような気持ちを感じながら、悠は微笑み返した。
「あはは……あ、ありがとう」
そして悠は、彼らから一歩引いてこちらを見ている女性に気付いた。
狼人の娘が、しっとりとした佇まいで微笑んでいる。
ルルと目が合うと、彼女がにこりと笑顔を見せた。
「本当に……ご無事でようございました、ユウ様。おかえりなさいませ」
この世界に来てからは、生活の時間の多くを共にした相手である。
離れていたのは数日であるが、随分と長いこと会っていなかったような気がした。
「……うん、ただいま、ルルさん」
そして悠は、まだ目を覚まさないティオに目を落とす。
「ティオも……ただいま」
返事は無い。
だが、少しだけでティオの口元が緩んだような気がした。
早く彼女と言葉を交わしたかったが、仕方ない。
「化身型の魔法を、完全に破壊されたので……今のティオでは、丸一日は目を覚まさないかもしれません」
「そうですか……あの、朱音と省吾先輩はどこに?」
「城外に運ばせておりますよ。お二人とも、やはり安静が必要な状態ですのですぐにお話するのは難しいでしょうが」
「……分かりました」
皆、自分が巻き込んだようなものである。
ティオにも朱音にも省吾にも、すぐにでも謝りたかったが、仕方ない。
さて、次にするべきことは――
「――皆様、お待たせしました」
カミラが、歩み寄ってきた。
その後ろには、レミルとアリエス。
カミラは、何やら荷物のようなものを抱えていた。
カミラが、こちらを見つめている。
静水のような、感情の見えない瞳。
悠は、どう反応したらいいか分からずに目を伏せる。
「この度は、我が主の命を助けていただいて、皆様には感謝の言葉もありません」
抑揚のない言葉遣いであるが、深々と頭を下げる作法は誠実そのものである。
頭を上げたカミラは、続けて口を開く。
「皆様のお仲間に、信頼のおける交渉事に長けたお方がいらっしゃると聞き及んでおりますが、間違いはないでしょうか?」
美虎たちと顔を見合わせ、すぐに雨宮玲子のことであると気付く。
稀に……いや、たまに……いや、ちょくちょく頭のおかしい人だが、帝国の政治家たちと渡り合い、着実に根回しをしている才媛である。
頷く悠に、カミラは一つの紙の束を手渡してきた。
「帝国が欲しているであろう情報です。恐らく、帝国内での政治的な立ち回りの助けになるでしょう。これを用いて、レミル様を守ってはいただけないでしょうか」
「……っ」
つまりは、カミラはこう言っている。
レミルを、悠たちに託すと。
自分はもう、レミルの力になれないから、と。
その、意味するところは――悠はこわばった表情で口を開く。
「カミラさ――」
「――嫌なのだ!」
悠の言葉に被せるように、絶叫じみた声が響いた。
何事かと視線が集まれば、レミルが大粒の涙を浮かべて唇を噛み、肩を震わせていた。
「レミル様、駄々をこねてはいけません」
レミルはいやいやとかぶりを振って、悲痛な声を上げる。
「やだ、やだ! 嫌なものは嫌なのだ! お前が行かないなら我も行かない! お前が行くなら我も行く! ずっと、ずっと一緒だって言ったじゃないかあ!」
「レミル……」
アリエスが、沈んだ声を漏らす。
悠は、表情を歪めながら、拳を血が滲みそうなほど握りしめていた。
レミルとカミラのやり取りの意味を、知っていたから。
どうしてそうしなければならないのか、夢幻城と繋がっている時に知ってしまったから。
それでも半信半疑だったが、カミラを目の前にして確信してしまった。
そしてレミルも、同様なのだろう。
カミラは膝を折り、レミルと目線を合わせて言う。
「……レミル様、もう是非もないのです」
ガチャン、と。
何かが落ちて、砕ける音がした。
褐色の色をした破片が、床に散らばる。
「え……?」
誰かが、呆けた声を出していた。
何が起こっているかは一目瞭然であるが、それを現実として受け入れられていないのだ。
彼らにとっては、あまりに唐突であった。
それは、カミラの腕だった。
ピシリ、ピシリと、カミラの身体から乾いた音が聞こえている。
彼女の足元に、パラパラと落ちる破片があった。
罅割れた美貌のまま、カミラは言葉を続ける。
「夢幻城の寿命は、とっくに終わっているのです」
「い、ゃ――――」
端的に告げられた事実に、レミルは顔を覆いながら号泣した。
思わぬ言葉を聞いた伊織と美虎も狼狽する。
「な……どういうことばい!?」
「お、おい……!」
数日間の生活を密に過ごした相手である。
情の深い二人の少女は、悲痛に表情を歪めていた。
悠も、たまらず声を上げた。
「僕の……僕のせいですか!? 僕がもっと早く、レミルを助けられていれば……!」
悠が夢幻城の異常を察したのは、夢幻城の魔道システムを介してあの夢の領域に入った時と、出た時の感覚の違いである。
入る時は、良く整備された道のような感覚。
出る時は、まるで崩落寸前の道のような感覚であった。
カミラの処理能力は、あの領域を生み出すために大部分が割かれていたのだと聞いている。
悠の戦いが長引いたばっかりに、カミラが限界を超えてしまったのではないか、もっと早く終わらせることができていれば、そうなる前にカミラを解放できたのではないか。
そんな悠の懊悩に、カミラは首を横に振って応える。
「時間の問題だったのですよ。独自の魔道科学の結晶たる夢幻城の維持と調整には、設計者であるブラド様の知識と技術、そしてあの天才的な感性が必要不可欠でした。その大半を受け継いだ私にも、ある程度のメンテナンスは行えるようにはなっていますが……ここまで、よくもったと言えるでしょう」
言いながら、懐から先ほどの紙束とは別のものを取り出した。
古ぼけた本である。
保存状態は良好のようだが、それでも相当な年季が入っていることがうかがえる。
書いてある文字は、悠には読めなかった。
訝しむ悠に、カミラはその正体を告げる。
「“紅”の原本の一つです」
「えっ……!?」
“紅”――紅の賢者。
魔道の基礎理論を生み出した、世界最古の魔道師。
悠の死の運命を打ち破る、手がかりを遺したかもしれない人物。
その人物が魔道について記した、その原本。
全て遺失したと言われるその一冊。
学術的・歴史的にとんでもない価値のある書物のはずだが、ブラドの経歴を思えば、持っていても不思議ではないのかもしれない。
「ユウ殿がお探ししている、と窺っていたので、ブラド様の蔵書から探しておきました。どうかお受け取りください」
「あ……」
押し問答をしている時間が無いのは分かっていた。
黙って、亀裂の入った手から、その書物を受け取る。
「……ありがとうございます」
その顔は、無力感と悲哀でくしゃくしゃに歪んでいた。
視界が、涙で滲んでいる。
後ろで、二つの鼻をすする音が聞こえた。
ぼやけた視界の中で、カミラはレミルの頭を撫でながら、悠に語りかけた。
「ハッピーエンドがお好き……なのでしたね」
「……はい」
善良な者が、努力した者が、勇気を振り絞った者たちが、報われる結末。
このような犠牲を出すような結末では、断じてないのだ。
こんな終わり方、冗談じゃない。
「人の力には限りがあります。すべてを救い上げようとしても、何かしらはこぼれてしまうものです。無理をして、かえってこぼれ落ちる者が増えてしまうかもしれません」
「でも、でも……!」
言っていることは分かる。
だがそんな現実的で合理的な話を、悠は受け入れたくはなかった。
「でしたら……お強くなりなさい、ユウ殿。今よりも、ずっと強く。ブラド様よりも、“天”へと届くほどに。その道を、正しく歩んでください」
ごとり、と何かが転がる音。
床に転がるのは、カミラの片足か。
「はい……」
悠は、ただ頷くことしか出来なかった。
話すべきことは終わったのは、カミラはぐずり続けているレミルに向き直る。
「レミル様に、お渡しするものがありました」
「……カミラ?」
カミラは、紙束、書物に続いて、レミルが一抱えするほどの小包を手渡した。
わずかに、甘い匂いがする。
赤く泣き腫らした目をきょとんと瞬かせ、レミルは小首を傾げる。
「おやつです。ミコ殿のように、上手くできたかは分かりませんが」
「……っ」
小包を抱き締めながら、レミルが表情を歪ませる。
その頬に優しく触れながら、カミラは言葉を続けた。
「レミル様も、お強くなってください」
「カミラっ――」
バキン、と致命的な音が響く。
レミルの頬を撫でていた手が、床に落ちて砕け散った。
そこからはもう、あっという間だった。
カミラの身体が、崩れていく。
どんどんと、人の形を失っていった。
「カミラぁっ!」
果たして、カミラはレミルを認識しているのだろうか。
ひび割れる褐色の美貌、その瞳が、微動だにせずにレミルを見つめている。
「強くなるっ! 我は強くなるからっ! 父様よりも強くなる! 父様よりも賢くなる! 夢幻城よりずっと凄いものを作ってみせるから! だからっ、だからっ……!」
だから――そこから先の続く言葉は、レミルにも分かっていなかったのかもしれない。
ただ、カミラのひび割れた唇が、わずかに動いて、
「――はい、楽しみにさせていただきますね」
それが最後の言葉だった。
カミラの、最後の顔は――
――終わり、ですね。
カミラは、夢幻城の身体の機能が停止したことを自覚した。
魔石などの原料を用いて作られたこの身体は、夢幻城からの遠隔によるエネルギー供給を受けて活動している。
夢幻城のシステムが停止しその供給が無くなれば、崩壊するのは自明であった。
分かっていたことである。
レミルを連れて逃げた時から、予定のうちに入っていた事象だった。
だが……ただ一つ、終わりの中で思考せずにはいられない事柄があった。
すなわち、感情について。
自分の欠陥。
天才ブラド・ルシオルですらも付け加えることができなかった、心のパーツ。
喜びでも、怒りでも、哀しみでも、楽しみでも、何でも良かった。
感情というものを、一度でいいから得てみたかった。
……そうすれば、自分にもレミル達と同じ魂があるのではと思えたから。
魂無き人形の機能停止ではなく、魂有る者の死であるなら、“夢幻”の皆と同じ場所にいけるのでは。
そんな論理性皆無な思考が、カミラの中に渦巻いていたのだ。
だが、それももう詮無いこと。
ブラドや“夢幻”の皆から託された役目を、己の存在意義を果たしたのだから、これ以上は求むまい。
そう考え、カミラは自分を看取ろうとしているレミルの顔を最後に認識しようとして、
(……?)
違和感を得た。
大きく見開かれたレミルの瞳に、女性の顔が映っている。
金色の眼は涙に濡れており、反射する像もすっかりぼやけていた。
見知らぬ顔だと、愚かにも判断しそうになる。
だが、だがそれでも……間違いなかった。
(あれは、私……?)
その女性は、笑っていた。
レミルの瞳に、微笑んでいる女性が映っている。
目を細め、頬を緩め、口の端を上げて、優しく笑いかける褐色の娘。
カミラが、笑っている。
同時に湧き起こる、一つの異変。未知の感覚。
(何か、あたたかいものが――)
それが、カミラの最後の認識だった。
“死”の間際、一つの感情が泡のように浮かび、弾ける。
嬉しい――
その温もりを大切に、大切に抱き締めながら、カミラの思考は静かに、穏やかに停止した。
微笑みを浮かべたカミラの顔が、砕け散った。
かつてカミラだった破片は、次第に砂のように細かく崩れ、やがて溶けるように消えていく。
彼女の纏っていた衣服以外、何も残されてはいなかった。
「……見ていろ、カミラ」
その衣服をかき抱き、レミルが立ち上がる。
立ち尽くしていた皆に振り返り、口を開いた。
「行こう、皆……この城は、崩れるのだ」
その枯れた声には、力がある。
その泣き腫らした眼には、光がある。
カミラが遺した想いが、レミルの魂に宿っていた。
できるだけ早く、可能であれば明日、遅くとも水曜には更新したいです。
予定通りに描写で収まれば2話で終わる予定ですが、もしかするともう1話ぐらいかかるかもしれません。




