第39話〜一緒に二度寝?〜
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「ん…」
目が覚めた。…今は何時だろうか?携帯を左手で操作して確認する。…5時か。そろそろ起きないとな。
そう思い動こう思って、彩月が俺の右腕を抱きしめてることに気が付いた。…参ったな、これじゃ動けねえ。かと言って起こすのはな。
しゃーない、もう一度寝るか起きるまで待つかだな。
…にしても
「やっぱ可愛いな…」
こうして見ると可愛い。…いや、こうしてみるとっていう言い方は適切じゃない。
寝顔は寝顔ならではの可愛さがある。
…可愛いし、優しいし、一緒にいて楽しいし。ダメなら怒ってくれるし褒めてくれるし、断る要素は何一つないのかもしれない。
待つって言ってくれたけど、いつまでも待たせる訳には行かないよな。…あれ、そういえば1月には彩月の誕生日があったような。
その日までには答えを出そう。全てを背負って、俺が幸せにしてやる!って言えれば良いんだけどね。情けないなぁ。
…ダメだ、余計に寝れなくなってきた。やっぱりこっそり抜け出すかぁ。
「…ダメだよ?まだ寝ないと」
「おおっびっくりした。…いつから起きてた?」
「やっぱ可愛いなって行った辺り?」
聞かれたのかよ…恥ずかしい。その後のことは口に出してないからバレてないだろうけど、バレてたらほんとに恥ずかしさで死ぬとこだったな。
「ってか、なんで起きてるんだ?いつもこの時間に起きてないんだろ?」
「どうせ怜侑くんの事だから朝早く起きるかな〜って。怜侑くんは寝てたくても染み付いた生活習慣って抜けないしね。だからちょっと頑張ってまた」
「いや、寝てろよ……。」
「可愛いななんて言われたら寝れないよ〜。それに怜侑くんも一緒に寝るの!疲れてるんだから寝ないと。」
「って言っても目は覚めたしな。でも今から仕事…なんて言ったら怒る?」
「怒る。だいたい睡眠時間少なすぎ。普段はそれで行けててもクリスマス付近は普段よりかなり人が入ったんでしょ?ちょっとは寝ないと…」
参ったなこりゃ。普段なら厨房に行くか、今から行っても余り物しか残ってないと思うけど市場に行くかなんだよな。けどそんなことしたら怒られると来た。
「…ったく、眠いんなら無理するんじゃねぇ。寝てろ、彩月。」
「だって……1人だと寂しいじゃん。せっかく2人で寝てるのに…」
わざわざ俺のために起きるまでしてくれるのは嬉しいが…まあ、1日ぐらいベッドでゴロゴロしててもいいか。眠れなくても横になるだけでいいって言うし。
「そばにいてやるから、ほら。」
彩月がやってくれたように頭を撫でながらトントンする。…と、彩月はあっという間に寝てしまった。
……俺も目を瞑りながらゴロゴロするか。いい機会だし今後の事も考えられるな。
こっから年末年始と誕生日があるのでてんこ盛りですね
それではまた次のお話であいましょう




