第27話~ 寝る前の一幕
お次はデート会です。予告をね。
それではどうぞ!
「ん?lineだ…。どうしたんだろ」
相手は当然彩月である。内容は、寝る前に少し話したいというもの。何か大事な話があるのだろうか。とりあえずリビングに移動してみるが、すでに彩月が待っていた。
「ごめんね?寝るとこだった?」
「いや、まだ大丈夫。どうしたんだ?」
「寝る前に、怜裕くんの声が聴きたかったの。だめだった?」
上目遣いは反則ですよ彩月さん。狙ってやってそうだけど可愛いから許せてしまう。…だからと言って撫でてくださいと言わんばかりに俺の胸に顔を埋めるな、仕方ないなもう。
「いいけど話したいのなら離れてくれ。この状態は…」
「もう、仕方ないな…。ね、明日ってなにか予定ある?」
「いや、特に何もないよ。どっかに出かけたいのか?」
そう聞くと、驚いたような顔をしながら
「なんでわかったの?…ちょっと行ってみたいとこがあってね!怜裕くんさえよければ行ってみたいんだけど」
「わかった。明日もいつもの時間になるけどな。でどこなんだ?」
「内緒!そうだ!この前ね…」
「あれ、眠い?怜裕君?もうこんな時間だもんね。膝枕してあげよっか?」
ん~…膝枕…なんでもいいや、眠い。。
「ほんとに寝ちゃったし…。眠いとほんとに可愛くなるなあ怜裕くん。」
甘えてくれるようになったのは嬉しいし、私だけが独り占めしてるのもうれしいけど。早く私の気持ちに気付いてくれないかな~。もっとアピールしないとね!誰かにとられたくなんてないし。
本当は怜裕くんのおばあちゃんの遺した日記の内容を読んだから、怜裕くんの顔を見て話がしたくなったんだけどね。あの日記は怜裕くんへの愛であふれてたのと同時に、怜裕くんに友達がいなかったことを心配してた。ほかにも色々書いてたけど…
大丈夫だよ、私は何があっても離れないから。ずっとそばにいるからね。
そうささやきながら頭をなでると優しい顔になった。私も寝ちゃおうかな、ソファ広いし…
おやすみ、大好きだよ。
ちょっと更新が遅れて申し訳ない!次は早めにしたい…
それではまた次のお話であいましょう




