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第21話〜天使様の膝枕〜

めちゃくちゃ短いですがこれ以上投稿出来ないのはさすがになということで…ちょっと忙しかったんです許して下さい


それではどうぞ

「怜侑く〜ん!」


「えらくテンションが高いな、落ち着け落ち着け」


犬なら確実にしっぽをふっているであろう彩月を受け止めて、ってちょいちょい!近い!近いよ!


「んー?だって待ちきれなかったんだもん。」


「その気持ちは嬉しいけど、離れてくれ。やりたいことがあるんだろ?」


そう言って優しく離す。…流石に、抱きつかれるのは恥ずかしい。


「そうだったそうだった。よいしょっと」


そう言いながら正座した彩月。…はて、何をするんだろうか。


「今日は怜侑くんに助けてもらったから…怜侑くんにお礼をしようと思って!こんなものをご用意しました〜!」


じゃん!と言いながら取り出したのは…耳かき棒?耳かき棒で何をすると言うんだ?


「耳かきしかないに決まってるでしょ。ほら、ここに頭乗せて」


そう言って自分の膝を叩く彩月。


「あれ?これって膝枕…」


「もしかして、膝枕…されたくなかった?」


「そんなことない。されてみたかった。」


彩月の表情が暗くなっていく前に、食い気味に否定する。


「膝枕の心地はどうですか〜?」


「確かに、世の男が膝枕を求めるのも分かるな。」


「良かった。じゃあ、始めるね」


そう言って、優しく優しく耳かきを始める彩月。自分でやるのとはまた違った快感がある。


「彩月、結構慣れてる?」


「家族相手に練習してるからね。痛くない?」


「痛くない。むしろ気持ちいいぐらいだ。」


「それは良かった。はい、反対向いて〜」


言われた通りに反対を向く。そして反対の耳をかきはじめる彩月。……やばい、ちょっと眠気が…


「…はい!終わったよ。…どうだった?」


「んー…きもちよかった。」


眠気に耐えつつ、そう言うと


「眠たくなっちゃった?いいよ、寝ても」


そう言いながら髪を撫でる彩月。その仕草に安心してしまったのか、俺はそのまま寝てしまった。



「気持ちよさそうに寝てる。うあ、寝顔可愛い…。」


昼間はあんなにかっこよかったのに、今は可愛いななんて思う彩月。


「…ありがとうね、怜侑くん。今は私の片想いかもだけど、絶対落として見せるから。」


そう言って彩月は髪を撫でるのを再開する。そしてそれは、起きるまで続いたのだった。

現状怜侑くんは彩月ちゃんに対し恋愛的な好意は抱いておりません。そのうち彩月ちゃんが落としますが。


投稿頻度はある程度戻るかなと思います…


それではまた次のお話で会いましょう

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