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第10話〜天使様の手作りご飯〜

流石にこれ以上投稿日伸びるのはやばいので投稿しました。ちょっと短いかもしれませんすみません。


それではどうぞ

「えへへ〜、今日も来ちゃった!」


「はいはい、来てくれてありがとうよ。」


彩月にそう返しつつ、俺は仕込みを始める。今日は事前に彩月が来るって知ってたからな。朝早くに買い出しに行っておいた。時間はかかったけど。


…ちなみに彩月は13時に来た。昼飯食べてから来たっぽい。


「いつ買い出ししたの?」


「彩月が来る1時間ぐらい前にな。早めに来そうな気がしたし」


「そっかぁ…無理させた?ごめんね」


悲しそうな顔で言うな。無理なんかしてるわけないだろ。


「買い出し、手伝えばよかったかな」


「 気にしすぎだ。ただでさえ普段の仕込みが面白くないだろうに、買い出しなんてものに付き合わせるのは…」


俺は職人が仕込んでる所とか好きだが、興味のない人間からしたらつまらないだろう。買い出しなんて淡々と必要なものを買ってるだけだしな。


「そんなことないよ。怜侑君が作業してるの、かっこよくて好きだよ?」


綺麗な瞳をこちらに向け、首を傾げながら言う彩月。純粋にそう思ってるんだろうな…


「ありがとう。そういう風に思ってくれてるなら嬉しいかな」


話しかけられれば答えることぐらいはできるけど、こちらから話しかけたりはしていないから退屈にさせてたりしないかと不安になるよな。


「それにしても勉強になるなぁ…」


「そんな大層なもんかねぇ…。そういや彩月、料理はできるのか?」


正直彩月なら何でもこなしそうだけどな。


「できるけど怜侑君程じゃないよ?普通の人と同じぐらいじゃないかな……」


やっぱり普通にできるんだな。彩月の料理かぁ、1回食べてみたいもんだな。


「ふ〜ん…1回食べてみたいもんだな」


あ、やべ口に出てた。作業しながらだとこういうところがあるのが悪い癖かな。


「ふふふ、思わず口にしてしまう程食べたかったんだね?仕方ないなぁ、作って差し上げよう!」


「…まじ?」


「まじ!今日の夜ご飯でいい?」


「ありがとう、正直作ってくれるのは助かるよ。…っと、だいたいこんなもんかな。昨日のうちに時間のかかるものは終わらせたし。」


「お疲れ様怜侑君。ちょっと休憩?」


笑顔で言ってくれる彩月。こうやって言ってくれる人が居るのはいい事だな。


「ありがとう。そうだな……店が空くまでちょっと時間あるから、空くまでは彩月の空いてしてられるよ。」


言い方はちょっと悪いけど…。時間が来るまではいっぱい彩月と話そう。


「ほんとに?じゃあお話に付き合ってもらうかな〜!」


と、嬉しそうに話始める彩月。…なんやかんや寂しくさせてたのかな。もっと話しかけた方がいいな。


「お手柔らかに頼むよ。」


そう言いつつ、あと1時間ほどの時間を質問に答えながら過ごす俺であった。


次回は彩月ちゃんの料理編です。お楽しみに


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