旅行一日目前半
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
今日は家族全員で福島に来ている。
海沿いの旅行を予定していて、海沿いの旅館をとっている。
父親の運転で俺たちは車で福島に向かった。
俺たちの車は7人乗り。
俺たちは6人なのでしっかり入った。
もちろん。いままでも7人乗りだったためにぎやかになってよきかなって感じだ。
「いつつくんすか?」
「あともうちょっとだよマリハ。」
「ありがとうございます。蘭葉さんのお父さん!」
「楽しみだね!お兄ちゃん!」
「うん。楽しみだな。ハル。」
「そうだね~今回の海は騒がしくなりそうだ……そうだよね、兄さん?」
「その笑顔……女子殺しの異名をもつ意味が分かったよ。」
「私も学生の時はモテてた——」
「嘘つけ!」
「まだ全部言ってない!」
母さんはすこし怒気を強めながら俺に言う。
「まぁ……やるか……」
俺は探知を発動させ、周囲を探る。
これを使用したときは俺の視界に探知した場所の情景が浮かんでくるような感覚だ。
「!ここがよさそうだ……」
俺は父親に俺が今探知した場所を示し、向かうように言う。
俺たちはそのままその場に向かうと、周りには何もない駐車場がぽつり、とあった。
俺以外はみな困惑した表情を見せる。
俺は言う。
「お楽しみはこれからだ……みんな!車を降りて!」
ここは高台に位置する場所だ。
つまりどういうことか?海が見えるのだ。
それもこの海に面している町も一緒に。
「すげぇ!!!!」
「なにこの景色!!!すごい……すごいきれい!」
「綺麗だわ~」
「なんだこの景色……最高すぎるな……」
「兄ちゃん……あんた最高だよ……」
「だろ?」
ご満足していただけたようだ。
俺はみんなのその表情が見たかったんだ、
俺たちはその後、この近くにある浜辺に向かうことにした。
かなりきれいな海で、色も澄んでる。
最高の海だ。
ここの沿岸は日本でも有数の有名スポットで、混むことはもう目に見えている。
「はぁ……使うか?これを……」
俺はスキル一覧を見る。
昨日旅行で使えるスキルを厳選しておいたのだ。
「分散」
敵の団体を、分散させることができるスキル。
このスキルを使うと、スキル保持者が「敵」と認識している団体を、意図的に分散させることができる。
分散した本人に精神、身体上の危険はおよばないため、注意。
そう、それがありがたいのだ。
俺がこの浜辺にいる観光客たちを「敵」としてみなせば、
このスキルを使って大勢の人を散らせることができる。
「まぁ……でもその時になってから使おうか……」
俺はスキルをそう安易に使うものではないと思い、いったん思いをとどめた。
しかし、思い知ることになる。
「スキルは使える時に使っとけ」となることになる。
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「え?駐車場がいっぱい?」
「はい……そうなんです……この浜辺が所有している駐車エリアがもうすべて埋まっていて……本当に申し訳ございません……」
「えっと……その場合どうすれば?」
「別の有料駐車場を探してもらうとか、この近くにお住いの方に駐車場を借りるとかですかね……」
「え?それだと駐車場ってけっこう遠くなるんじゃ?」
さっきの海が見えた高台の無料の駐車場からここは約17キロ離れている。
はぁぁぁ……使うか……
スキル発動。「分散」。
俺がそのスキルを使うと駐車場の奥から人がたくさんやってきて、車に乗り込んでいく。
そして、そのまま帰っていくのであった。
駐車場を管理していたその人は驚きを隠せない。
それもそうか……人がいきなりばかすか帰ってくんだもん。
父親が切り出す。
「あの~これって空きましたよね?」
「え、ええ……それではこの駐車券をもっておはいり下さい……」
俺たちはそのまま沿岸に向かった。
第101話終わり
おつかれ~今回は二日あるよ~




