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別視点「ファルティア」

出したよ☆

そこには——がたたずんでいた。


「ふむ……あやつは厄介じゃ……あんな化け物がアースにいるとはのう……」


成人女性の見た目をしている。

しかし、話し方は貫禄がある。


おそらく何十年も生きているのだろう。


その女は一人つぶやく。


「ここ……冥界神庭に魔法を……しかも外の世界から……なかなか強いやからだ。

我の見合い相手になれるかもしれぬな!……はぁ……妾に生涯を添い遂げるやつはあらわれるのじゃろうか……」


女性は考え込む。

そして、そんなことを言っている暇はないと自分を奮い立たせると行動に移す。


「はぁ、結局ここには妾しかおらんからのう……妾の魔法上限と呪いを解く魔法を

研究しないといけないな……魔力の回復は冥界のやつらからいただくか……」


冥界。そう、ここは死者の魂を取り扱う場所である。

そんな死んでしまった人間などの怨念を魔力に変える。


その魔力を自分自身に取り込む。

その女性はそんなチートができてしまう。


「妾は冥府の王クロノス・ファルティア。冥界の征服者であるからな!」


そう、この女性は神。

神位第4位クロノス


ファルティアは自分のことをどの世界よりも強いと思っている。

しかし、神位で順位がはっきりしてしまい、落ち込んで自分の居場所である冥界にこもってしまった引きこもりだ。


そして、暇だからという理由で冥界を征服して自分の城を立て、冥界の統治者になったのだ。


そう、冥界。地獄の王。それは閻魔大王。

このファルティアこそ、閻魔大王だ。


「さて……あやつをどう倒そうか……ッ!」


この数重年ぶりの胸の高鳴りに胸を躍らせながら、呪術を解く魔法を考えるのであった。


~~~~~

「ふ、ふふ……あはははははははははははははははははははははは」


俺 は笑う


「シナリオ通りだ……」


その声は一つの本に吸い込まれていった。


第93話終わり


闇が深い!

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