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事情説明(地獄)

はい、時間通り

俺たちは近くのカフェに来ていた。

某チェーン店で、味については大丈夫そうだった。

俺は金を持っていた。


しかも20万とか……

なぜこれがあるのか……それは……


~~~~

異世界から帰ってきて数日……


俺は自宅のベッドで寝ていた。

やっと帰ってこれた嬉しさで俺の頭の中には「寝る」その一言しか頭の中にはなかった。


そういえば……

俺はヘラクレスにもらったスキルのことを忘れていた。

チート性能を持つスキル。

それは、徳を積んでいた俺にたくさんの特典(ギフト)があった。


ちなみに、大量に人を殺してしまったあの事件。

あの事件から俺は人助けの依頼を積極的に受けることになり、万単位の人を一年で助けることになった。


そのため、神が呼んでいる「徳」というものはたくさんあったのである。


俺はそのスキル一つ一つを確認していった。


どれもこれも魅力的なスキルばかりだったが(中にはかなりやばいものも……)

そのなかで「億万長者」というスキルがあった。


このスキル「億万長者」

毎日その世界で言う「通貨」をある程度獲得することができるのだ。


そのスキルの説明欄には……ある程度と書かれていたのだが……

俺が異空間を確認する。


スキルの説明では異空間を持っていないものは0時にスキル保持者の手に、

異空間を持っているものはその異空間(主要異空間)に移行すると書いてあった。


俺は主要(複数個ある場合においての主人が最も使っている)異空間を確認すると

現金において約120万円がおいてあった。

……俺は硬直した。


ある程度!?!?これが……!?


俺は頭の回転がストップしたがとりあえず札束に触ってみた。

材質や見た目などおそらく俺が知っている一万円札に違いはなかった。


「え……マジ……?これは……まずいぞ……」


このお金で経済が狂ってしまうことを直感で感じてしまった。


「使わないで……おくか……」


俺は最低限のお金しか消費しないと誓いながら頭の中ではパーティー状態だった。


~~~~


そう、この「億万長者」。

3日で120万とか与えられるので2週間で600万に膨れ上がっていた。

OK?だから金には困らないってわけだ。


「真由さん……俺が払います。」


俺はちょうど注文を頼むカウンターに来ていた。


真由さんは鞄から財布を取り出そうとする。

俺は止めた。


「あ、大丈夫です!真由さんの分も僕が払います!」


真由さんは困惑した。


「え!?だって蘭葉くんお金そんなに持ってないよね!?」


「いえ、親から十分なお金はもらっているので。」


俺はあたかもショルダーバッグからお金を取り出したように見せて、一万円札を取り出した。

真由さんはさらに驚くと、俺に疑問を投げかけた。


「え……え!?蘭葉くんの家ってそんなにお金持ちだったんだっけ!?」


「えっと……念のためって親に持たされて……」


話は逸れるが、荒南や母さんがさっきどこに行っていたのか?

買い物ついでに学校に迎えに行っていたのだ。


まぁ、俺がいないことについてはあいつらが説明してくれるだろう。

だが、ハルたちも俺が美少女とお茶してるとは思わんだろww


「あの……次は蘭葉くんよ?」


お、おい!この人……おごられると分かった瞬間頼みやがって……

こいつ……悪魔か!?


「わ……わかりました……」


俺はとりあえず無難なものを頼み、真由さんと二人で席に着いた。


「で?事情は説明してくれるのよね?あなたが急に痩せた理由や雰囲気が変わった理由も」


「はい……分かりました。」


俺は異世界に行ったこと、異世界で3年間すごしたこと。

そして、帰ってきたら時間は経過していなかったことをゆっくり、時間をかけて話した。


第70話終わり


いや、このお姉さんお持ち帰りしたいけど!?!?

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