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謝罪

あの……おどろかないでください

見上……さん……?


「おい!ジャル!お前がいながらなぜ?」


俺が陰にいるジャルに問うとこう念信からこう言われた。


『敵意を感じなかった。』


ジャルはそういった。

こいつも怒りきれないんだよな……

あの時……唯一の生き残りの……お前に……っと違う違う……


んでジャル?見上さんが家にいるって……?


『はい』


んじゃあ普通に入るか……

よし……小学校5年の時に野球休みたくて吐いた演技派の実力みせてやる(くそ野郎)!


俺は家に入った。


「たっただいまぁ~~~~~」


俺は大声で家にただいまを告げた。

「俺の存在を教えるように」


すると、扉の奥から声が聞こえた。


「あ、蘭葉?なんかクラスメイトのかわいい子が来てるわよ~」


なんで……なんであげちゃうんだよ……

少しは疑えよ……母さん……


「あ、あの……蘭葉……くん……」


「へ!?あ、はい!!」


「ごめんね……いきなりお邪魔して……」


「あ、いやいや!全然!大丈夫だよ!」


ま、まぁ……こちらとしては……少し疑ってしまうが……


「あの……ごめんなさい!!」


見上さんは頭を深く下げて俺に謝った。

俺は何事かと見上さんに聞いた。


「ちょッ!?どうしていきなり謝るんですか?」


「私はずっといじめを見ていながらあなたを傍観していました。

これも立派ないじめです、本当にすいませんでした。助けてあげられなくて。」


……見上さん……あなたは……すごいな……

謝れるとは……傍観者はいじめているのか曖昧だから……


「あの……気にしていないので大丈夫です。」


嘘です内心めっちゃ気にしてました。

なんでだれも助けてくれないのかまじで周りに助けを求めてました。


「本当ですか?」


彼女は俺に聞きなおす。


「はい。謝ってくださるだけでもうれしいです。」


「よ、よかったです。」


彼女はそう言うと、安心したのか胸をほっと撫で下ろした。

俺はその瞬間……頭が吹っ飛んだ。


~~

俺の頭の中


「おいおい……この胸どうなってんだ……デカすぎr——じゃなくて……誘惑してない!?」


おかしい……誘ってんのかってほどおかしい……


学校ではさらしでも巻いてたんか?って学校の時と比べ物にならないほど胸がデカい。


おいおい……3年間ろくに〇いてない奴なめんなよ?


その気になればいくらだって……


「できません!!!!」


出来るわけない、こんな根っから陰キャの俺が女子を襲う!?

無理無理無理無理やばすぎる……


頭の中に謝る代わりに俺と恋人に案があったが俺の理性が真っ先に排除した。


法とかに触れそうで怖いわ~

というか見上さん……カワヨ!?


今見たらめっちゃ可愛いんだけどナニコレ尊死する尊死するてこんなん(オタク特有早口)


「でゅふ……とかでたらおしまいだぞおい!分かってんのか!?おい!」


あ~まずいなんか緊張してきた……


やばいやばいこういう時なに話せばいいの!?

天気!?天気の話でもしたらいいの!?


なんか月がきれいですね的な!?(アタオカ)


いや待てよそれ夏目漱石で「あなたのことが好きです」って意味じゃなかった!?


おいおい!この美少女見ろよ?眼鏡してるぜ!?


ぜったいぜったい文学系少女だろ!?(偏見)


「よし!決めた!俺は思考を停止する!」


~~


「あの……なんで今日はうちに……?」


「あ!それはですね……」


見上さんの方を見るとバッグから何か取り出している。

そして、ファイルのようなものを手にもつと俺に渡してきた。


「はい!これは蘭葉くんが休んでいた間にやったプリント!

先生からはできれば多めにやってって!」


中には国数英理社の教科のプリントがたくさん入っていた。


「え~これ全部やるの~…ってはッ!?」


俺がついつい本音を出してしまうと、微笑んだ。


「ふふっ……なんかずっと固い感じだったのでこういうふうなしゃべり方の方がいいですよね?」


彼女は笑った。

その笑顔がどれだけ可愛かったのかは……次までに200文字以内で考えてきてやる(考えてこない奴)


「それでですね……あの……蘭葉さん……今日……泊めさせてもらえないですか?」


……はぁ……!?


『ピッシャンンン!!!!ゴロゴロゴロ……』


第54話終わり


お知らせ☆彡


感想下さい!!!!!!!!!!!!!!!!『それだけ』

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