証言
なぜ……こんなにも投稿が……遅い……?
「おい、なにぼさっとしてんだ!」
「す、すいません——」
「返事はハイだろ?そんなことも分かんねぇのか?」
「は、ハイッ!!!」
俺は河馬に言い放つ。この言葉は俺が3年前、つまりこの世界で言う俺が異世界に行く前にこいつに言われたことだ……。
く……くく……くはははは……どうだ?今まで下に見ていたやつにこの仕打ちを受けるのは……俺は最高の気分だが(笑)?
「さ~て?お前は俺に何をした?今まで——」
「俺は……何もしてないッ!何もしてな——」
「嘘つくんじゃねぇぞ?あんま舐めたこと言ってるとぶっ殺すぞ?」
「はッはッはッ……」
過呼吸……は?このくらいでか?
俺は竜を相手にして苦戦したときになるくらいしかないんだが?
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ヘラクレス
「おいおい……そりゃそうだろうよ……誰が竜を殺せる奴に怒鳴られて過呼吸にならない奴がいるんだよ?お前は考えろ?」
はぁぁ……どこのどいつに机を素手で破壊できる「人間」がいるんだよ?
というか実質お前「神」みたいなもんやん……
「こいつも運が悪かったな~ま、これを仕向けたのは俺だから憎まないでくれ」
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「なぜ俺をいじめた?」
河馬は驚いた様子のまま固まった。
しかし、俺が少しの瞬間殺気を出した。
河馬は我に返ったように俺を見る。
畏怖の目を向けた後、恐る恐るこう答えた。
「信じてもらえないかもしれませんが、俺が別に蘭葉を特別いじめたかったわけではないんです!」
「は?」
「俺もこのいじめをした動機を覚えていないのです。ただ、「誰かに命令された」
ということだけが頭に残っているんです。」
「ふ、ふざけんなよ!?お前命令されて自殺なんかしねぇだろうが?なぜ他人から命令されて人をいじめることができるんだ!!!おいッッ!」
俺はとち狂ったように言った。
しかし、俺の殺気に負けず河馬は答える。
「違う……俺は……あれ……?なんで俺は……お前を……いじめたんだ?」
「はぁ?」
「いじめなんて悪いことだって知っていたはずなのに……」
は?いや……待て……これは……記憶操作……!?
この世界にもいるのか?でも……何のために俺をいじめることを命令した?
おかしいだろ……記憶操作なんて……俺が異世界にいくより前にいたことになる。
……じゃあ……だれ……だ……?
第52話終わり
ごめんなさいの嵐




