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ハルさ~ん?(苦笑い)

遅くなってすいません

朝、俺は目が覚めると、すっごい美女がいました。


「う……うわぁ…………?…………ハルか……」


俺は添い寝したことをすっかり忘れてしまっていた。

俺はハルと反対の方向に体を向き直ると、アラームをすべて止めた。


アラーム、これはスマホのではなく、俺の「スキル」である。

俺のスキル「寝坊の無い朝」という、まぁ、アラームとほぼ同じ設定だ。


昨日の夜、これを発動して寝たことを今思い出したのである。


「うっし……アラーム止めたから、とりあえず起きようかな……?」


俺は重い体を持ち上げると、のそのそとベッドから降りて、ハルを起こそうとした。


「ハル……ハル……」


俺が何回か呼びかけると、数回で反応が来た。


「ふふ……お兄ちゃ~ん……大好きだよ~……ふふふ……」


……よ、よし、こ、これは~聞かなかったことにしよう!


俺はハルをそのままぐっするい寝かせてやることにした。

きっと、いい夢をみているといいな……


俺は足音を立てて、下に降りた。

下には父親と、母親の姿があった。


「ファぁぁ……んにゃむ……お父さん……お帰り~」


俺はあくびをしながらお父さんに話しかける。


「ん?おう!蘭葉か!今日は早かったな~」


俺はその言葉を聞いて、今は何時だろうと時計を確認した。

俺がそれを見ると、短針は5を指していた。


「あぁ~今日は……なんだか……ファぁ……早く起きれたんだよ……」


「いい心がけだな!」


「まったく……父さんにはかなわないよ~」


俺の父親、夜は帰ってくるのが遅く、朝も早く出なければいけないと、

一見ブラック企業に勤めているのかと言ったら、そうではない。


俺の父さんがいる会社、それが、「アルノルドメイク」という、

名前を聞くとメイク会社に聞こえるが、カーテンやクッションなど、

そういう家具の類を作ったり、オーダーを受けている会社だ。


この会社はネットから「入れたら人生充実」とまで言われる「ホワイト企業」である。


では、なぜそんなに働いている時間が多いのか?


それは、父さんが「課長」だからである。


自分から進んで朝から会社に行くことを心掛けたことにより、課長の座をすぐ獲得できた

ということもあったのだろう。


それでも、課長になってからでもこの習慣は続けているらしい。

本当に、尊敬する。


「んじゃ、行ってくるから~母さんのことよろしく~」


「あいよ~」


俺はそれだけ言うと玄関の扉をダンっと閉めて、学校の持ち物の確認を行うことにした。


母さんは朝が微妙に弱いため、朝起きると、「ボケ~」っとした顔で座っているのである。

しかし、起きて1時間も経たないうちに覚醒するので、このまま放っておいても大丈夫」

だろう。


~~

俺は学校の準備が終わったあと、スマホの漫画アプリで漫画を見ていた。



「はぁああああ?こいつら……異世界をなめていやがる……

なに?「レベル一ですが強すぎる」……


「家事スキル」で世界最強……


あるわけねぇだろ!?


レベル一?無理無理無理無理……そんなあたまでよく異世界を語れたな……

辛さが分かるのか……25レベルから26レベルにあがるまでどれだけ苦労したか。


「蘭葉~上から荒南とマリハさんとハルちゃん起こしてきて~」


あいよ~


俺は二階に上がるのも面倒くさいので、転移で荒南の部屋に行くと、

マリハが大の字で寝ていたのだ。


はぁ……こいつ……俺の友達を殺しておいてよくもまぁ~……


ムカつくな……


そうだ!


「スキル……「凍て氷」」」


俺はそのスキルを使用するとマリハは速攻で起き上がり、俺の方を見た。


「ちょっちょっ……蘭葉さん……寒いんですけど……」


「安心しろ?俺の寝起きドッキリだ☆」


「いやいや……なにも安心できる要素がないんですが……?」


「ははは~よ~し早く下行け~ごはんあるから。」


「!ご飯~~~!!」


マリハはそう叫びながら荒南の部屋の扉を勢いよく開けて下へドシンドシンと降りて行った。


「ちっ……子供じゃねぇんだぞ?」


俺はあいつの態度を見てすこし気に入らなかったが、気にせず荒南を起こしに行った。


『ガラガラ……』


俺が部屋の扉を開けると眠そうに荒南が胡坐をかいて、目を擦っていた。


「んぅ……あ、兄ちゃん~おはよ~」


「ああ~おはよ~ごはんできてるらしいからさっさと行ってこい!」


「了解~」


荒南はゆっくりと歩いていくと、下へ降りて行った。


後は……

俺は、自分の部屋に向かった。


そして、その部屋の中に入り、ハルを見た。

ハルは俺を見るととっさに布団に包まった。

顔が真っ赤のが見えたが、どうしたのだろう?


「ハル?おはよう~」


「は、はい……あの……おはようございます……」


「うん。おはよう。」


「はぅ!?……あ……あの……」


「ん?」


「私変なこと言ってませんでした……?」


「?ああ、別にそんなことは……」


(ふふ……お兄ちゃ~ん……大好きだよ~……ふふふ……)

俺の頭の中でその言葉が反響する。


「あ~……うん……なにも……ナカッタヨ」


「!?……その言い方は何か……あったって事じゃ……」


「い、いや~そ……そんなことないよ~」


「う……そ、そうですか……」


「うん。とりあえずご飯できてるから下行きな~」


「は、はい!……わかり、ました!」


俺らは一緒に下に降りた。


そして、みんなでご飯を一緒に食べた。いや~今日もうまかった!


~~

そして、俺は学校に行った。


家でマリハとハルは待機だ。

さて……今日って塾もあったけ?

~~~~


「おい!蘭葉!ちょっと話がある。来い。」


さて……なぜ僕は……呼び出しを受けているのでしょう?((´;ω;`)


第50話終わり


さあさあ復讐だ!

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