神様と天使
ね~むい
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ラファエル様を倒してからはそれ以上に驚いたことがたくさんありました。
まず、ラファエル様を倒した後、「最高神」ヘラクレス様が突然現れました。
そして、蘭葉さんとフランクに話すのだ。
私たち(マリハさん含め)は腰が抜けてしまいました。
なぜならこの神界で唯一絶対神として上下を決めているからだ。
『天上天下唯我独尊』
そんな言葉が似あうようなお方だ。
そんな絶対神に「ため口」で話せる人、それは、最高神レベルの力を蘭葉さんが持っているということだ。
私は恐怖とともに尊敬を感じた。
この人は……本当にすごい。
そこからはさらにいろいろあった。
ヘラクレス様の部下の人に蘭葉さんが攻撃されましたが、余裕で回避したり、
ヘラクレス様が神界議事堂を破壊したことに蘭葉さんが怒り、ヘラクレス様が説教されたりしていました。
もう……驚くことがおかしいような気がしてきました。
そして私は蘭葉さんを「お兄ちゃん」と呼ぶことにしました。
いや、どちらかというとお兄ちゃんの要望ですね。
そして、下界に降りるためには私に一時的に「従者紋」を付けなければならないことを
お兄ちゃんから聞かされた。
幸い、私でも簡単に自力で解除できる「従者紋」だったので拒否はしなかった。
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私は今、お兄ちゃんの部屋にいる。
いっしょに添い寝をする約束だったので私も乗り気でお兄ちゃんの部屋に入った。
最初は冗談が入り混じったお兄ちゃんの笑顔だったが私がとうとうベッドに入ると、
「え?コンプラ違反じゃね?大丈夫かな……お~い……やべ~……でも添い寝したい!」
と何やら葛藤している様子だった。
私がお兄ちゃんに「早く寝よ!」と呼びかけるとお兄ちゃんは思い出したかのように
私を呼んだ。
そして、私の従者紋を解除してくれたのだ。
それは私にとって呪縛が完全になくなったと同義。
そして、新たな一歩でもあった。
「ありがとう!お兄ちゃん!」
私はお兄ちゃんとベッドに入り、お兄ちゃんに抱き着きながら寝ました。
その日の夜はぐっすり眠れて、夢ではお兄ちゃんを私の未来の旦那さんにした夢を見れました!
第49話終わり
寝るぞおおおおおおおお




