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俺が分かるの!?

疲れた……

はい、この母さんの隣にいるこの女性は二奈の母親、

村田 葉奈さん。いつも穏やかな人だが怒ると般若の顔になる人。

門限を破ったときは特に怖い……

ちなみにうちの母さんと同級生で、その付き合いで俺たちも知り合った。


「は、葉奈さん……あ、あの……」


「あら!蘭葉くん。すこし痩せたかしら?」


「「「「ええええええええ!?!?!?!?」」」」


俺が分かるのかい!?なんでわかった!?


「『なんでわかった!?』とでも言いたそうな顔ね!」


葉奈さんは神かなんかなのか!?ヘラクレス並みだぞ!?(やあ!呼ん( ̄ε(# ̄)☆)


「声と目……かな?強いて言うなら……雰囲気?」


「俺を雰囲気で判断!?葉奈さんマジパネェ~っす。」


「ほんとにお母さんが怖いわ……」


娘も恐怖するレベルの察しの良さ!びっくり……


「もしかして……異世界とか行っちゃった?」


「「「「あんたはエスパーなのか!?!?!?!?」」」」


ほんとに……ヘラクレスが中にいるのか?

この人……こ、怖すぎる……


「あら!正解だったのね!」


「なんでそんなにびっくりしないの!?動揺が全くないの!?」


「う~ん。全くないわけではないけど……なんか実感がわかないのよねぇ~

でも……よかったじゃない!結果的に痩せることができたんだから!」


「え~そんな楽観的に……」


「でも、それって蘭葉くんの得にしかならないからいいんじゃないかしら?」


「うっ……それは……そうですけど……まぁいいか!」


「「「いいんかい!?」」」


三人は仲いいな~


「な~になごんだ顔してんのよ……」


「それはそうと二奈?門限は過ぎていますが?」


「ギクッ……」


あ!こいつ!俺を利用して話を逸らすつもりだったな?

ふざけてんなぁ~!


「やっちゃってください葉奈さん!」


「ちょっ!裏切ったわね蘭葉!」


「分かったわ蘭葉くん!徹底的に調教してやるんだから!」


「お、お母さんも便乗しない!ってか調教って何!?」


「うふふふ~…それは……」


「ちょっ葉奈!?荒南もいるんだから!?」


母さんが止めに入る。

そこでドタバタ話していると、時間は8時を超えていた。


「まぁ大変!こんな時間だわ!帰らないと……うちの夫にも説明しておくわ!」


「は、はぁ……ありがとうございます。」


「はぁ~なんかいろいろあったわね今日。」


「二奈が門限を破ったことはまだ終わってないわよ……」


「えっと~あ、あははは~」


「とりあえず、蘭葉くん、今日はゆっくり休んでね!」


「は、はい……」


色々話してたら、結構疲れちゃったよ……


「じゃあまたね蘭葉、晴香さん!」


「はい!また来てね!二奈ちゃん!」


そして、二奈たちは帰っていった。

俺たちは夕飯を取り始めた。

そして、俺は疑問に思ったことを母さんに聞いた。


「父さんは?」


「今日は1時だって。」


そう、父さんは今日は残業があると言っていたのだった。


「ほんとに3年たってるのね……」


「まぁ……じゃあ俺寝るわ!」


「え!?もう寝るの!?兄ちゃん!」


「ああ……風呂よりも今日は寝たいんだ……」


「まぁ眠いわよね!ゆっくり寝なさい!」


「おけ~」


そして俺はあるスキルを使った。


「「自動洗浄」、「安らぎの眠り」」


その瞬間、俺の体に水がまとって光が出されたかと思うと、

水は消えていった。


「!?今の何!?兄さん!?」


「ああ、異世界で旅の時に使っていた技だ。

風呂がなかったからな……これで済ませていたんだ。」


「もう何があっても驚かないよ……」


「じゃあお休み……」


因みにさっき使った「安らぎの眠り」は

快眠をとるためのスキルだ。

1日中寝ていたらスキルをもらいました。


よし。二階行くか~


「お休み。」


「「おやすみ~」」


二階に行くとふかふかのベッドがあった。


「べ、ベッドだ~!!」


三年ぶりの羽毛布団。弾力のある心地いいベッド。


「ただいま。俺のベッド。」


なんか独り言が出てしまった。


「寝ましょ~」


ああ~いい心地。

ま、まって……スキルの、効力も相まって……

そして俺は夢の世界に行った。


そして……「朝」


「おい!起きろ!」


「うぅ~なんだよ~」


「お前誰だ!」


「父さん?」


面倒なのが来た(パート3)

何回やんだよこの下り……


第4話終わり


父さん登場!

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