見上さん
見上さん……いったい……何者!?!?
見上さんは何者なんだ?
この現代社会に異世界最強の俺の気配を悟れるやつは神以外そうそういない。
神か何かなのか?
分からない……
鑑定しておくべきだった~……
もう終業式なんだよな……まぁ、明日が金曜日なのが不幸中の幸いだけど……
明日会ったら鑑定しておくか……
俺の見立てだと……何にも分らん(無能)
さて……なんか昇降口からいっぱい人が来てる……
逃げるか!
「転移。」
そして俺は、無事に家に帰ることができました。
「ふぅ……学校疲れた……」
母さんには歩きで帰ると伝えているので転移で帰っても大丈夫だ。
それに、俺が人外なのは重々承知しているだろうし……
母さんも別に心配してなかった。
どちらかというと学校の方を心配していた。
いや~本当にスキルが持ってくれてよかったよ……
いや~3年ぶりにこの玄関を見る感じ……懐かしい……
俺は学校に行けたという達成感を感じながら玄関に手をかけてその扉を開けた。
「たっだいま~」
俺がそう発すると奥からドタドタと足音が聞こえてきた。
その足音がだんだん大きくなってくる。
そして、リビングと玄関をつなぐ扉が勢いよく開かれ、3人組が俺に抱き着いてきた。
「兄さん!!!大丈夫だった??」
「おう!いや~疲れた~。」
荒南も大げさだな~
「お兄ちゃん!お帰り!」
ゴふぅ……
おいおいハルちゃん?俺を殺す気かい?ぐへ……ぐへぐへ……(きもい)
「ただいま~(デレ)」
「兄貴!お疲れっす!」
おう……マリハには言うことねぇ……
「俺にはないんすか!!???」
心を読むな!お前……やっぱツッコミんだな?
「ただいま~お前ら~」
「「「お帰り」」やで」
?なんか一人変なの混ざってなかった?
さて……今は4時半……ハルといちゃつくか……?
『もしも~し……犯罪者予備軍さ~ん?だめですよそんなことしたら……』
っちっ……厄介な魔物が来た……
『魔物てひどくねやばくね~~マジだりぃ~』
俺の方がマジだりぃ~だよこの偽ギャル
『あ?あたしの方がパリピ理解してるけど~?』
うっせきもい死ね
『うわひどっ……心に刺さった~そんなあなたにこれ——』
始まるな始まるな!!おいおい!!
『え~もうすこし茶番させろや~』
するかボケ。
『まぁ……それはさておき……どうだった?ゼウスは?』
……まぁ……予想はしてたよ。
お前が俺の心の声も読める時点でな?
でも聞かせて……あのきちっとしたやつお前じゃないよな?な?な?
『いや……俺なんだよ……』
う……嘘だろ……
『いや~この俺があるのはゼウスのせい?おかげ?まぁ……こんな感じになれたのはよかったと言えるかもな……』
まぁ……一番上に立つお前なら……他の神の前ぐらいではあのくらい真面目な方が
好感度上がる……あ、ほかの神煽って怒らせてる時点で手遅れか?あははwww
『……ひどいこと言うね?ああ、そうだ!見上……さん……だったかな?』
ああ、そうだよ!お前なにかわかることないのか?
『う~ん……彼女の家柄……家系図……性格……生い立ち……すべて見たけど……
どこにも不審な点はなかったんだよな……あり得るとしたら……魂の転生か……
隔世遺伝か……?』
はぁ!?転生?力も受け継がれるものなのか?
『いや、そんなわけないだろ!ただの虫が人間並みの知能持ってたら怖いだろ?
そんなこと……ありえないんだよな~確率で言っても0,001%もないしな……』
え?じゃあさっきお前が言った隔世遺伝ってこと……?
『その可能性が高いな……今の 日本には君より強い人はいなかったが……
昔にはいた……いや、蘭葉には劣るが、なにか一つのことに対して人外の範疇で
極めたものもいたっぽいけど……』
……つまり……見上さんのご先祖様がすげぇ人だったってこと?
『ああ、僕が経歴をさかのぼれるのも高々数千年だしね……』
十分すげぇわ……
だけど……千年前って……文明なんか発達してないんじゃ……
「あれ?千年前って……いつのころ?」
俺がマリハに尋ねる。
「へ?それを俺に聞くんすか?え~っとですね……
日本の歴史をここに来る前少しだけ学んだんすけど……だいたい……「平安」って時代らしいです……なぜその情報を……?」
「い、いや……聞きたかっただけさ……はは……」
『そう、平安のころまでしかさかのぼれないんだよ……』
へ?でもそしたら……平安時代以前に……
『そうだね……忍者の末裔とか……?』
マジ???
第38話終わり
ここで作者から連絡です!というかお願い!
全然感想が来ないので自分の小説が客観視できていない気がします……
よければ……感想を頂けるとうれしいです。
直してほしいところがあったら言ってください。僕が直すよ(原神のタルタリヤネタ……伝わらないので俺が爆発します。)




