クラスメイト
声がかすれています。なぜか?続きはあとがきで!!
ふぅーー……どうする?
なんでみんな固まってんだ?
おい……誰か反応してくれ……頼むから……
「あれ?俺の席って……」
「ああ。蘭葉くんのは一番右の前から二番目——」
「「「「「蘭葉!?!?!?!?!?」」」」」
「あ、ああ……そうだけど……」
「お前……滅茶苦茶痩せたじゃん!!」
クラスメイトの一人が俺に言葉を投げかける。
痩せる前はまだマシな方のクラスメイトだ。
いじめには関与していなかったので、俺は好いていた方だ。
「どうしたの!?こんなに久しぶりに来て……」
今度は俺とあまり関わったことがない女子が話しかけてきた。
この子のことを俺はよく知らないが、デブだった俺にも優しく接していてくれたので覚えている。
「お前……なんで来たんだよ……」
……ッ!……こいつは俺をいじめてきたグループの一人だ。
直接的に暴言を言ったとかではないが、俺の教科書をわざと隠したり、俺にだけプリントを渡さなかったりなど、間接的ないじめを行っていた奴だ。
初めのころからいじめてきたのでよく覚えている。
「……ッ!……チッ……」
ああ……こいつだよ……こいつ……俺をいじめた主犯格。
キング・オブ・クソ。俺の不登校の原因となったやつだ。
ははは……はは……絶対に……覚えていろよ……
俺がそいつに向かって殺気立った視線を送ると、すこしおびえたように目をそらした。
今はしないが……俺をいじめた分はそのままそっくりお返ししておくから覚えてろよ……
「ら……蘭葉……くん……?」
「ああ、すいません……少し嫌な奴を見つけましてね……」
「ッ!……」
「ま……まぁまぁ……とりあえず蘭葉くんは席に座ってくれるかしら?」
「はい、分かりました。」
俺は席に着き周りの様子をうかがった。
俺の隣には見たことある女子が座っていた。
髪を一つ縛りしていて、顔も整っている。
正直に言うと……俺の好みだ。
名前は……覚えてないや……
だって仕方ないじゃん!!3年間も学校行ってないんだよ!?
そりゃ忘れちゃうじゃん!!
えっと……渡辺……見上……さん?かな?
俺の前の人も女の子だ……怖い……(二奈が怖いから)
たまに怖いんだよね~ふっつ~に怖い
んで……他の奴らは……男子たちは俺に視線を寄せている。
きっと悪意がある視線も含まれているだろう……
それで……女子たちは……なんか……獣の目をしている……
なんか獲物を狙っている目のような……ま、まぁ……気にしないように……し、しよう。
「はい!じゃあ普段通りに授業は行います!えっと……蘭葉くんは、見上さんに分からないことがあったら質問するように、じゃあ今日は文節と単語について学んでいくわね!」
おお!先生!早く進めてくれてありがとう!!
「あ……あの……」
見上さんから話しかけられた……ど……どどどしよう……と……とりあえず……無難に…
「な、なんですか?」
「わ、わからないことがあったら……何でも言ってくださいね!」
見上さん……その笑顔は反則だって!!
第36話終わり
それは……下着で寝たから☆




