スキル獲得
ごめん……………………
「どうも~皆さんこんちわ~」
『こ……こんにち……ぐふぇ……』
「大丈夫??」
あれから2週間の修業が始まった。
漫画で言う……負けて謎の仙人に鍛えてもらうところやね
いや~軽く地獄を見たよ……マジで……
いい加減つかまれ~っつっても瞬間移動するし……大変でした。
そして、ついに……
~~~
『はぁ……はあああああああああああ!!!!!!』
「アブなッ!?……」
俺はフェイントにフェイントを重ねたフェイントをお見舞いして、ゼウスの至近距離まで来た。ゼウスまでは手を伸ばせば届く、目と鼻の先。俺は枯渇している魔力を身体強化に
全ブッパして、光の速度に届きうる速度で手を伸ばした。
「ッ!?使いたくなかったけど……「因果律訂正」!!」
『え!?ちょっ……まっ!?』
俺の手はそのまま虚空へ振りかざしたまま、地面に行く。
そのまま俺は転倒して、気を失った。
~~~
それで……
今ゼウスに膝枕されている……いやキモっ!?!?
『離れてくんない??』
「まぁまぁ……お疲れさまってことで。」
『だからきもいって!!』
あ!?そうだスキル!!
『ステータスオー——』
「あ、スキルは獲得してると思うよ?俺が確認したから。」
『——プン。……本当だ!?』
俺のステータスには一つのスキルが追加されていた。
『「神の御心」?』
「YES!!」
「鑑定」をかけると、
神の御心……
何事にも冷静に応じることができる神の心を手に入れることができる。
また、毎日10時間使え、日を越した場合、クールタイムは3時間。
ちなみに、これを獲得できるのは神のみである。
『こ……これなら……!!』
「ああ、大丈夫だと思う!さぁ、お前の家族と友達に会って来い!」
俺はそのゼウスの声が聞こえたと同時に、気が遠のいた。
そして、元の現実世界に戻っていた。
「あ……あれ……?」
俺が辺りを見ると、俺の部屋だった。
何もかも同じだ。
時計を見ると、針は12を指していて、カーテンがかけられているのでおそらく真夜中だろう。ゼウスの話を聞く限り、時間は経ってないと聞いていたが……
気が失っていたから、その時にはもうここに戻っていたのだろう。
それにしても……俺大丈夫かな?
第32話 終わり
そして……解放……『意味深




