在りし日の主人公
ごめん投稿遅くなって
~~~~~~
〈おい!起きろ!このくそデブ!これくらいでへばってんじゃねぇよ。〉
〈ごめ……ん……〉
〈もう一発殴っとくか!あはははははは〉
〈〈〈あはははははは〉〉〉
放課後の学校。
その学校の陰でこれは行われていた。
きっと遊び半分だったのだろう。
わざと腹を殴り、損傷を目立たないところにつけたため
先生や親に気づかれなかったのだ。
俺は、家族に迷惑をかけると思い誰にも言わなかったんだ。
しかし、5年生で事件が起きた。
~~~~
〈お前……顔ぶっさいくだな~はは!親もきっとそんな顔しているんだろう?〉
〈!〉
俺はその言葉だけが許せなかった。
俺を侮辱するのはまだいいが、親を侮辱されるのは許せなかった。
聞き流してよかったのかもしれない。
しかし、日ごろの恨みも相まって、堪忍袋の緒が切れたのだ。
そのときには野球に入っていたので体は鍛えていた。
痩せなかったけど……
俺はその時に理性が完全に飛んでいた。
俺の野球部は児童野球であり、学校にバットがおいてある。
幸い……いや、不幸というべきだったのだろうか。
いじめられていた場所は野球バットがおいてある倉庫の裏だったのだ。
カギは開いていたらしい。
誰かがカギを開けっぱなしにしていたらしい。
不幸に不幸が重なり……
〈おい……大槻……お前……〉
〈なんだよ。デブ!話しかけんな!〉
俺は冷静な判断ができなかった。
倉庫からバッドを持ち出し、そいつを殴った。
俺の奇行に大塚(いじめっ子)はわんわん泣き出した。
すぐに先生が来てその場は収まった……が、俺は話が聞ける状態じゃなかった。
そいつを殺すような勢いで殴っていたらしく、担任は完全に俺が悪いと決めつけていた。
よくもまぁそんなことをほざいている。
俺のことをちゃんと見てきたわけでもないのに。
大塚は顔に打撲痕が付いていた。
気絶するくらい痛かったと泣いていたが、お前のしてきたことに比べれば全然じゃないか
と……
俺は学校から一か月停学をくらった。
親には何で殴ったの?とか聞かれたが、なにも答えなかった。
第28話 終わり
眠くて寝てた←くそ野郎




