「誘拐!?」
ディズニーシー行ってきました!
俺たちは、気が付くと公園にいた。
帰ってきたのだ。うんうん!この空気。自然いっぱいの木々、遊具。
そして……口を開けた二奈。
イイ感じ!
「ど……どうして3人に……!?」
ジャルはずっと二奈の陰に隠れている。護衛のためにな。
だから神界には俺が行かせなかった。
俺が帰らなくても守れるようにな。
だが、要らない心配だったようだ。
マリハは気まずそうにこちらを……いや、二奈を交互に見ている。
何を言われるか不安なのだろう。
ハルは周りをキラキラした目で見ている。
それもそうだろう。ラファエルとの生活は監獄に入れられていたのと同じようなものだからな。
外、いや、下界が新鮮なのだろう。太陽など、見たこともないものばかりだしな。
「お~い。二奈さ~ん。」
一応今の時間は、俺が神界に……「地獄牢獄」に入った時間の10秒後くらいのはずだ。
突然俺が消えたと思ったら自分を殺した相手とロリっ子を一緒に連れてきたら
ビビるわな(笑)
「あ~紹介しておこう。こいつはマリハ。お前を殺したので一生俺の専属足舐め奴隷だ。」
「!?……ランバさん、冗談もほどほどにしてくださいよ……俺のメンタルが持たない……」
ふふ……まぁ軽い冗談だ。半分くらいは……
「んで……この天使みたいな子が——」
「誘拐!?ついに超えてはならない線を……」
「チッがーーーう!!!!ちがうちがう。そうじゃ……そうじゃないの……」
「いやだって……ロリっ子を連れてきた時点でもう犯罪確定でしょ。
お~まわ~りさ~ん。こいつで~ス。こいつこいつ!」
「ちょっと黙れ!!!!」
はぁ……どう収集つけるんだ?
とりあえず……帰って休みたいので帰りましょ。
「は~い。皆さん行きますよ~せ~のッ!」
そして俺は「転移魔法」を発動させた。
二奈は困惑しているが、さすがは天使と雑魚。
ハルは色々なことに冷静に対処できる節がある。
このマリハは……俺の前でも余裕で煽るくらいのメンタルはあるから
大丈夫だろう。むかつくが……ムカつくがな!!
ここは家の前だ。俺の家は入り組んだ家々が立ち並ぶその奥にある。
なかなか人目に付きにくく、ヒッソリ感があるが、俺のうちは大体うるさい。
特に俺は独り言が多いため、よく近所で怖がられてたっけ?
とにかく、帰ってきたのだが、運悪く帰ってきた母さんと対面。
そしてやっぱり聞かれた。
「誘拐!?」
「だから~ちげぇ~っつんてんだろ?もぅやった!この流れやった!」
誘拐に見えるか?俺は中学生……って体は高校生ぐらいなんだっけ?
どっかの探偵さんみたいな話だな……ってそいつは逆か……
「なぁ?なんで俺が誘拐しているように見えるの?」
「「「そりゃ~ね?」」」
「ってお前も共感してんじゃねぇぞマリハ。ぶっ殺すぞ?」
「ひっ!?」
「あの~一ついいですか?」
「なんだ?ハル。」
「トイレに行きたいんですが……」
あ~はいはいトイレって……やばくね!?
第22話終わり
投稿おくれてすいません




