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謝りたい

こんにちは!!

りるくです。

今回の小説楽しんでいってください!

そう、妾は……臆病だ。

神と触れ合うのが嫌いで天使たちに見られるのは嫌だった。

すべて軽蔑の目で見られる。


どうせそんなところに戻ったって意味がない。

苦しむだけだと感じた。


そして妾は考えた。


「帰るという約束……妾はゼウスにしたのであって、今の神位第一位ヘラクレスに約束をしたわけではない。つまり……契約は破棄では?」


妾は執事が定期的に神界に行くためその時に状況を聞いていたのだ。


そしてゼウスが殺されたことも知った。


妾はそれを知った時恐怖を覚えた。

あの存在を殺せる存在が神界にいるということだ。


ゼウス。彼は数万年の間その座を譲ることはなかった。

それは彼が「圧倒的な」存在だったからだ。


誰も彼を抜かすことはできない。

そして天使および神の心を読めることができる彼には敵がいない。


そう、敵はいないのだ。


その彼が「殺された」という事実。

妾はあの「化け物」を殺すことはできないと思っていたのに……だ。


「……妾は……妾は……冥界に残る。そしてこの冥界の王になるのだ。」


「ファルティア様……」


「今まで最強だった彼が死んだのです。冥界には立ち入ることはできないでしょう。そうでしょう?執事。」


「ええ……その通りでございます……しかし……いいのですか?」


「ええ……それは承知の上です。」


妾は、妾は……判断を間違えたのだろうか……?


~~~~

「執事……妾は……間違えたのか……?」


「……」


「そうか……間違えたのだな……」


「私はその答えを言える立場ではないです。強いて言えば……幹部たちです。」


「……すまなかったな……執事……」


「いえ。私の至らない点が多すぎたのです……もっと……私が優秀なら……」


「……」


「では……最後に一つだけいいでしょうか……?」


「……ああ、なんでも言ってくれ……」


「最後に……名前で呼んでほしいのです……」


「……」


「お願いします。ファルティア様」


「そ、そうだな!――」


~~~~~

後悔の連続が妾の人生なのだ。


その最大の悔やみを償いたいのだ。

民たちに……


「聞いてくれ……皆の衆。」


「?なんだ……?」


「ファルティア様直々のお言葉だぞ……」


「一体なんだ……?」


私は「彼」を見る。


「フンッ大丈夫だ。なにかあったら俺が何とかする。」


「ふぅ……」


妾は……いや。私は。


「私は。あなたたちを裏切ってしまった。本当にすみませんでした。」


私は深く頭を下げた。


第184話終わり


遅くなってすまなかった……


本当に……

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