魔法対決?
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
「だ、大丈夫か……?私が本当に演説なんかで……?」
「お前にはしっかり罰を負ってもらうぞ?」
「あ、ああ……わかった……」
「……お前納得してないだろ?」
「……」
「お前……悪いことしたら謝るが普通だろうが……」
「そ、そうだな……」
俺たちは城下町へと向かう。
ファルティアの足取りが重い。
やはり自分より下の者に頭を下げるのは支配者として抵抗感が少なからずあるのだろう。
だが……
「お前……謝らなきゃいけないようなこと民にしたよな?」
「……はい……」
「じゃあ謝ろうな……俺も……一緒に謝ってやるから……多分……」
「多分!?」
俺はこういうのを確定にしないタイプである。
「……わ、妾は……妾は大丈夫だろうか……?」
「大丈夫だ。まぁ最悪こっから逃げればいい。」
「……どこに……?」
「そりゃ決まってんだろ?俺んとこだよ。」
「ッ!?」
「まぁお前がよければだけどな?ファルティアは神だし……ちょっと場所は制限されるかもしれないけど……」
「ありがとう……蘭葉よ……」
俺らが雑談しているといきなりファルティアがしゃべり始める。
独り言かと思ったが念話しているのだ。
「ああ……妾は……なんだ?侵入者と一緒にいると?ああ……妾がとらえているのだ!ああ……ん?こちらに来ている?ちょっとまて!?お前は警備担当だ——はぁ……」
「どうした?」
「ここに妾の部下が……」
「ああ……六天王か……」
「ああ……だがあやつは……」
「あれれ~?ファルティア様~なんで侵入者と一緒に歩いてるんですかぁ?」
「……チっ……」
「おいおい?君は誰だい??」
「私~私はね~終焉の魔女っていうの~よろしくね~し・ん・にゅ・う・しゃ・く~ん」
「ああ、じゃあ……」
俺は手のひらをその女か男かわからない中性的な見た目をしているやつを向ける。
「吹っ飛べ~」
俺は爆発魔法をぶっ放す。
「しかし~回避~ふぅ~侵入者くんやるね~」
彼女……でいいな?彼女は箒に乗って上空から俺たちに話しかけてくる。
「まったく……やっぱだめか~」
「その程度でやられないよ~」
「お嬢さん?あなたは六天王の中でどれくらい強い?」
彼女は手を顎に当てながら考える。
「う~んと……私は2番目くらいかな——」
「そんじゃ黄泉の国へ行ってらっしゃ~い」
俺は彼女の箒めがけて急速にジャンプする。
そして彼女の箒をつかむと俺は掴んでいないほうの手で火炎放射する。
「くっ!?ちょっと離れろよ!」
彼女は箒を揺らしながら俺を振り落とそうとする。
しかし俺は外さず。
「こうなったら……こうしちゃうからね!」
彼女は俺に魔方陣を展開する。
しかしその術式がなにかもわからず俺は一瞬で破壊してしまった。
「……ッ!?」
「まぁどんな魔法を使おうと俺にはかなわない——」
「残念出した★」
彼女は俺にベロを出し煽る。
すると俺の胸元に魔方陣が展開し、発動する。
「ッ!?ファルティア!」
「はぁ……沈まれ。」
彼女の一声で魔法は使用が停止された。
おそらくだが魔方陣を壊すことが条件だったのだろう。
次からは気を付けないと……
そんなことより空中から落下している。
「そんで……なんで早く助けてくれなかったんだ?」
いつのまに気絶している少女を助けるべく俺は落下中の身を立て直し空中浮遊する。
そして彼女をお姫様抱っこ……というのだろうか?それで抱きかかえファルティアの近くに降り立つ。
「妾の部下程度でやられるとは思ってないが……少し見たくてな……」
「もうさっきさんざん見ただろう?」
「岡目八目という言葉を知っているか?」
「ああ~そういうことを言いたい?第三者視点で見た方がわかりやすいと。」
ファルティアは頷く。そして俺に続けた。
「しかし……魔方陣の術式を読み取らずに破壊するとは……蘭葉もまだまだだな……」
「うるせぇ。最悪対処はできたよ。」
まぁやりようはいくらでもあったがせっかくだし彼女に止めてもらったのだ。
「彼女は?」
「そこにおいておけ。私の部下が対処するだろう。」
俺はやけど痕だらけの彼女をゆっくり地面に横たわらせる。
「ヒール」
俺はやけどだけは直しておいた。
さすがに良心が痛む。
「ああ、そうそう……私の部下どこやったんだ蘭葉?」
「俺の異空間」
「……」
「襲ってきたのは向こうだし堪忍してな」
「……はぁ……わかった。」
こうして俺たちは城下町の中心に急ぐのであった。
第182話終わり
新年あけおめことよろです!
最近更新ができてなかったのはすいません!




