城破壊
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
「で?ここは……」
「ここはですね、城下町です。主君。」
「なるほど!安土城の!」
ちょっと前に習ったことがあったので覚えていたのだ。
たしか安土城という城を発展させるために城のすぐ下に町を作り町を発展させ、城周辺を発展させていくという政策?だったっけ?
ここは……
「俺が説明しましょう。この町はファルティア様の「冥王城」の恩恵を最大限活用した街でございます。」
「恩恵って?」
「恩恵とは死者の魂からでるエネルギーです。」
「それがどういう風に?」
「まず根本的な問題ですが死者のエネルギーを使えるのは「冥界」の住人だけです。
つまり、他の世界からきた者には扱えないのです。」
「なるほど……」
「この町に住んでいる奴らは全員ファルティア様の部下たちです。またはそれに連なるものか。」
「だからエネルギーが使える住人を近くにおいてるのか……」
「そうですね、まぁファルティア様がエネルギーを使うので住人たちはそのおこぼれをもらうって感じですが……」
「試したいことがあるんだが……」
「「「?」」」
「俺な、空気を圧縮して放つことができるんだけど、これであの城ぶっ壊したら……どうなるかやってみようぜ♪」
「そ、それは!?」
「いっけええええええええ!!!」
俺は近くの大気を圧縮してぶっ放す。
シンデレラ城のような城は円が開いてしまった。
「「「「……」」」」
これ……やっちゃった感じですかね……
「この衝撃は……」
「見て……あそこ……ファルティア様のお城が……」
「破壊されてるぞ!!!」
町の住人たちが俺が出した衝撃波の音に起きる。
そして城を見て慌てふためく。
「だ、だれがあんな無礼を……」
「おい……あそこ……」
「!!ジルクリス様だ!!!」
「お帰りになられたのですね……」
「侵入者は対処されたのでしょうか?」
「そ、そちらのお方は……」
町の住人たちは一見普通の人間に見える。
まぁこの世界の人間なのだろう。
「実はな……侵入者を取り逃してしまってんな……」
「な、なんと……六天王であるジルクリス様が賊を取り逃がすとは……賊はどんな奴なんですか?」
「それが隠ぺいの魔法を使っていてな……」
「なッ!?ファルティア様のこの領域内でですか……?冗談ですよね……?」
「本当だ……だから今回の任務も俺に託されたのだろう……」
すると奥から村の偉い人が来る。
「おお……ご無事でしたか……なかなか戻らないのでファームス様が確認に向かわれたのです……本当によかった……」
「ファームスは一足先に帰ったそうだ。」
「そ、そうでございますか……?」
ナイスだジルク!そのままうまくごまかして……
すると近くにいた女性が俺を指さして大声で騒ぎだした。
「ッッ!?その人……人間だわ……」
「あ?それがどうした——」
「生きているに人間よ!」
村にいる人が俺を警戒する。
「おい!マリハ!」
「わかってます!ずらかりますよ……」
俺は範囲で転移する。
~~~~~
「ふぅ……」
「あれ……?ここじゃ転移って使えないんじゃ……」
「さっきのところに転移しただけだ……ここに印付けといたんだよ……」
「準備万端ですね……」
「さすがです主君……」
「それにしても……なぜばれたんだ……?」
「さぁ……?普通の人間に感知することは不可能なんですが……」
ジルクもわからないらしい……
ここでバルスさんが教えてくれる。
「ここの住人の人々は他の世界から来た人に敏感のようです……」
「だから感知されたのか……」
「おそらく隠蔽をもっと強くかければばれないかと……」
「ありがとうございます……」
「で?どうします……?」
「まぁ城を破壊できたから上々だろ——」
「あなたかしら?私のお部屋を破壊したのは?」
今度は「少女」が立っていた。
ハルと同じくらいの背丈の少女がこめかみにしわをにじませてこちらをにらんでいる。
あ~~これまずいやつ~~
第177話終わり
拷問しないでほしいよね。




