異形
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
「まぁそろそろ来るとは思ったが……」
あの後、あそこに俺たちだけ通れる抜け穴を作ったのだ。
一応これで自由に出入りはできるのだ。
「そろそろ来るぞ……」
形まで探ることができない……
おそらくここがファルティアの世界だからだろう……
「さぁ……じゃあやってみるか!」
俺が向こう側を見る。
「う、うがぁぁ……」
「な、なんなんすかこいつは……」
「おそらく人間の成れの果て。だろうな」
人の顔が複数合体しているぶよぶよしている異形だ。
「チッおぞましすぎる……」
「そうですね……できれば視界にも入れたくないです」
「苦しまずに死ね。」
俺は火力をおしまず出す。
火の玉にここ一体が燃え尽きないように調整して直撃させる。
「う、うがぁぁ……ウぎゃあああああああ」
それは燃え尽きる。
「すまない……」
俺はしずかに冥福を祈る。
「あいつらは罪人だろう……だが……」
「はい、むごすぎます。」
俺はやり方に怒る。
「なめ腐ってんなぁ……」
「早く進みましょう。おそらく……」
「ああ、あの城だろうなぁ」
血の池地獄のような池がある先、雑木林を超え奥に見える異質な雰囲気を出す「城」。
おそらくあそこに……ファルティアはいる。
「避けていくぞ。交戦は避ける。」
「了解ッす」
「分かりました。」
俺たちは足場が安定しない溶岩の川を進む。
上流から岩がたくさん流れてくる。
その流れてくる岩を使い足場を踏み越え進んでいく。
「体重を極限まで軽くする魔法をかけておきました。」
「感謝します!バルスさん!」
「ありがたいっす……こんなの落ちたらひとたまりもないっす……」
今日は盛りだくさんである。
まぁこれからが盛りだくさんである。
「なぁマリハ……」
「なんすか……ぜぇ……蘭葉さん……」
「俺たち……なにやってんだろうな……」
「俺が聞きたいっす……」
第173話終わり
いやぁ最近カオス化だなぁ蛙化ならぬ




