作戦会議(物置)
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
「ほ、ほんとに……ハルさんなんですか?」
「うん?そうだよ?」
「さすがに変わりすぎじゃ無いスカ!?」
「お兄ちゃんに頼んだのよ。絶対に振り向かせて見せるから。」
「そ、そうですか……お、俺も陰ながら応援してます。」
「ありがとう。マリハさん!」
ど、どうしてこんなことになったんすか!?蘭葉さん~~!!!!
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「はぁ……どうしてこうなったんだか……」
「そりゃ蘭葉さんのせいでは?」
「……………………これに関しては反論できねぇな……」
俺がフィギアなんか買ってこなければよかったんだが……
でも買いたかったんだからしかたないじゃん……
「それで……蘭葉さん……若干揺らいでますよね……?」
「な、なんのことかな……ヒュゥー」
「とぼけてるんじゃダメっすよ!」
俺もうすうすわかっていた。
何故なら完全に俺の好みのスタイルで創られているからだ。
「なんであの時……俺の好みで創ってしまったんだ……ッ!!!」
「そうっすよ……なんでそうしてしまったんですか!」
「と、とっさに考えた結果だよ……ハルはまさかここまで計算に入れて……」
俺たちは家の裏の倉庫で話し合う。
ハルは今家にいるため密会である。
ちなみに防音魔法かけているので外には音が漏れない。
「そしたら本当に策士ですよハルさん……」
「ああ……」
「蘭葉さん。今回の危機……そうですね……ある人にとってはご褒美なのかもしれないんですけど……」
「まぁ俺も目の保養だよな……いつものハルも可愛いけど。」
「そうですね……ってそうじゃなくて!」
「へ?」
「蘭葉さんにはこの一週間。ハルさんの誘惑……に耐えることです。」
「誘惑……誘惑に落ちた場合ってということだよ……」
別に誘惑してくるわけではないだろう……
それに可愛いじゃんか。
しかし蘭葉は思った。
体的には同じくらいなんよ……
そう、俺の歳は異世界に行ってない分だと13。
その3歳年上で創られたハルはちょうど俺と同じくらいの歳。
はぁ……まぁ言ってみれば同年代くらいの体なのだ。
俺はうつむく。
結局こうなったのは俺の責任だ。
別に悪いことをしているわけではないのにハルのおねだりを聞いてしまったのが少し悔やまれる。
「ま、まぁ何かされたわけでもないし——」
その瞬間物置の扉が開く。
「お兄ちゃ~ん!!」
「「び、びっくりしたぁ……」」
「お兄ちゃん!」
「ど、どうした?」
「明日デートしない?」
……なるほど……これぇ……誘惑だな
第164話終わり
おつかれっす……タイピング楽しい……?




