表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/189

神殺しの計画

眠い

「WHAT???」


俺は考えてもいなかった。

この依頼を受けたことで無茶苦茶苦労するとは……


「そのままの意味だよ。君に神を殺してほしいんだ。」


「なぜに?」


そう。神界に神が少なくなると困ることが多いと思うのだ。

……いや、好都合なのか?


「その通り。俺はライバルが少なくなってラッキー。

君は命を狙われずに済むからラッキー。利害の一致だろう?」


それは……そうなんだけど……


「実際俺の力って神で言うどのくらいなんだ?」


「う~ん……大体神位「8位」ぐらいじゃない?」


「そんなに!?というか俺そこまで強くないぞ……?」


「最後疑問形になってるじゃん……それ僕ら神からしたら皮肉でしかないんだけど」


俺も自分の強さがどれほど強力かわかっていたつもりだった。

しかし、そこまでとは……神弱くね?


「蘭葉が強すぎるんだよ……それにほとんどの神は僕等に手出しはできないからね。」


「でも……神って何体ぐらいいるんだよ?」


「ん~天使の上位存在を含めると……大体150体ぐらい?」


「まぁまぁいるな……で?どうやって倒すって?」


そう、俺は神界には行けないのだ。

正確には行けるのだが行けるところが「ヘラクレス」の私有地のみなのだ。

実際ヘラクレスにも聞いておいたのだが、この私有地から出ると強制的に

下界(ここで言う俺たちの世界)に戻されてしまうのだ。


「倒し方はいろいろあるよ~まぁ、一番有効なのは「呼び出し」を行って

倒す方法かな?神を呼び出す術式ぐらい、スキル「神との会合」の分析で

構築できるでしょ?」


まぁ……並列人格に研究してもらってはいるが……


「神が下界へ来たときは神の力、()()を常時体に使ってないといけないからね。

力は大体9/10ってところじゃないかな?」


ふむふむ……って地上でドンパチやりあったら間違いなく地面……いや、地盤が崩壊するぞ?


「そう。まぁ、場所は今君がいる「地獄牢獄」でやりあえばいいと思うけどね?」


「それもそうか……それで?残りの手段って?」


「俺は神位「1位」ヘラクレスだ。君一人ぐらいは神界を自由に動き回れるぐらいの

権利を与えることができる。」


さすがだな……こんなのが腐っても神のトップとは……キリスト教が聞いてあきれるぜ…


「う、うるせぇな!ってそれはそうと。君には神を攻撃することができない。

なんたって「神界」だからね。そこでだ。君にそれぞれの神が創った「試練」を

突破してもらいたい。」


え?神界では攻撃できないって?それ無理じゃん!無理ゲーと化した依頼……


「それで……その試練っていうのを突破するとどうなるの?」


「神と一対一で戦う権利をもらえる。それで、殺すことができる。」


それ滅茶苦茶厳しいんじゃ……?


「いやいや……君なら余裕だと思うよ……だって、向こうの世界の「剣聖」が

ちょっと苦戦するくらいだから。」


!?「剣聖」も挑んだのか?……でもまぁ、そのくらいなら大丈夫そうだな。


「一応向こうの世界で「最強」って謳われているんだけど……」


は?あいつが?


~~~~~~異世界~~~


「おい。そこのお前。」


なんだ?こんな森の奥に人がいるとは……


「誰だ?」


「この俺を知らないとは……!我は「カルヴァ」。人々から「剣聖」と呼ばれている。」


へ~こいつが……無茶苦茶弱そう……


「本当に「剣聖」?」


「なんだ?文句があるなら……」


ちょっと殺気を出してみるか……

ふんっ——!!


「!?なんだこの殺気の圧は……!?き、貴様……いったい何者だ!?」


「俺の名は「ランバ」。しがない旅人さ。」


言ってみたかったんだよこんなセリフ!!

……あらら~こんな屈強な男がズボンを濡らして尻餅着いちゃって……

情けないなぁ~


~~~~~

「とまぁ、こんな奴だったけど……本当に最強?」


「……すまん「カルヴァ」。こればっかりは庇いきれん……てか本当に容赦ないね、君は」


「それで?その「試練」を突破したら神とドンパチやってぶっ殺せってわけだ。」


「そう、その通りさ。じゃあ行ってきてね~。」


次の瞬間、前にブラックホールみたいのが出てきて俺とマリハは

その渦に吸い込まれていった。

俺は悟った。


「はめられたぁぁぁぁぁ!!」


第15話終わり


それだけです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ