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二奈の悩み

こんにちは!!

りるくです。

今回の小説楽しんでいってください!


「で?今日はなんだって俺を呼んだんだ?」


「あの人……私を殺した人は……」


「まぁ俺の力で抵抗できないようにさせているが一緒に住んではいるな。」


「ッ!?……ほ、本当に大丈夫なの?」


「ああ……実際嘘を暴くような魔法も使ったんだが……」


実際異世界では弱肉強食。弱いものは強いものに淘汰されるという考えなのだ。

まぁだからと言って人を傷つけていい理由にならないが。


「大丈夫だ。あいつがお前に危害を加えることは今後一生ない。それに二奈を傷つけようとしたら死にうるからな……」


「そ、そうなんだ……」


「まぁ……なんだ?別に会うこともないだろうから安心しろよ?あいつにも接触しないように言ってるから。」


そう、まずあの奴隷紋を付けたときに「なるべく二奈に近づかないこと」を条約にしたのだ。


「なるほど……なら安心だね?」


「ああ、なんだかんだ家の家事を手伝ってくれるから俺の母さんも助かってるよ。」


それに……あいつはほぼ「ポセイドン」の名で暴れまくっていたからな。

多分調子に乗っていたんだろう。


後にヘラクレスから聞いた話だがマリハも家族のために頑張って仕事をしていたらしいがだんだん欲にくらんでしまったらしい。


「なぜあんなことになっちまったんだか……」


「ねぇねぇマリハさんって何かしたの?」


「あ、」


そうまだハルには伝えていないのだ。

だがここで「殺した」なんて言ったらマリハへの関係にひびが入るのはまずい。

折角ハルと話せる少ない人物なのだ。


『なぁ……二奈?』


『なに?』


コショコショ話で伝える。


『こいつはマリハを練習相手として人とのコミュニケーションを成長させようとしているんだ。できれば……』


『分かった。それにこんな小さな子供に教えるほど私は鬼畜ではないわ。』


まぁ……ハルは全部見透かしてそうだなと思った俺であった。


第153話終わり


おつかれです

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