二奈の家
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
「……ふむ……」
俺は家のすぐ近く。マジで数メートルしか離れていない家に俺とハルで来ていた。
ちなみにマリハは来させていない。
というか二奈を殺した罪は重いぞ????
『ピンポーンーー』
「は~~い?」
家から女性の声が聞こえる。
明らかに大人な感じだ。
村田 葉奈さんですね~この声。
覚えていますでしょうか?
久しぶりの登場で頭ぶっ壊れるかもしれませんがこの人二奈の母親です。
「は~い……今出ます——って蘭葉くん!?」
「ご無沙汰してます。」
「おつかれでしょう?あがってあがって?」
「おじゃましま~す」
「お、お邪魔します……」
俺がなぜこんなにずけずけと家に上がっているのかと言われれば小さいときにずっとこの家にいたからである。
俺の両親はともに家にいないことが多く、まだ小さい俺を残して仕事に行けなかったらしい。
しかし、昔から仲が良かった村田家に預かってもらうのはどうだっろう?と葉奈さんが提案して俺はよくこの村田家の家に来ていた。
「変わってないっすね~」
「そうかしら?前回蘭葉くんが来たのはいつごろだったかしらねぇ~」
「そうですね……でも僕からしてみれば皆さんの時間間隔と3年ずれてるわけですから。」
「あ、そういえばそうだったわね~」
この人ッ!?まったく動じねぇ……強者の風格をもってやがる……(←およそ世界では一番強い人がなんか言ってます。)
「そういえばその女の子は?」
葉奈さんの目がギラっと輝く。
おっと……これは獲物を定めた獣のような目をしてやがる……
「あ、あの……え、えっと……」
「この子は「学 春」。僕のいとこにあたる子です。」
「い、いとこ!?でもそんな話晴香さんから一回も……」
「えっと……じゃあはとこ?なんでしょうか?いきなり親戚にあたる人が預かってほしいと言われて……」
しかしこの少女。黒髪に見えて隠蔽を解除すると金髪になるのでばれたら大変である。
こう説明しておくしかないのだ。じゃないと俺が誘拐犯か何かかと思われてしまう。
「そ、そうなんです……だから私もお兄ちゃんのおうちに……」
もともと口裏を合わせておいてよかった~
そう思った俺の安堵は一瞬にして終焉を迎える。
「お、お兄ちゃん!??!蘭葉くん!?この子にそう呼ばせているの……?」
「は、はい?そうですがなにか……?」
「あなた……いいセンスしてるわね☆」
……まじで何なんだこの人……
俺たちは二奈の部屋がある二階へと足を踏み出す。
この村田家では会談が非常に急なため俺がハルの後ろについて支えてあげる。
「よし!これで大丈夫だろ……上に行っても大丈夫だぞ?」
「あ、う、うん!」
少しどもった声になったハルは俺が後ろにいることを確認したら素早い速度で上がっていく。この少女素早い!?
そうまだこの急な階段の一歩も蛇のようにすらすら上ってしまったのだ。
「は、ハル?それ人前であんま見せんなよ?」
「?分かった……」
俺たちは二奈の部屋の前までくる。
いつも(3年前(俺の記憶))はノックなんかしていなかったのだが一応はしておく。
中で着替えなんかしていてお決まりのラノベ展開に——なるわけないよね(苦笑)
『コンっコンっ』
「どうぞ~」
俺がその部屋をのぞくと中は整理整頓されていた「じょし~~」な部屋をしていた。
「……似合わねぇな?」
「なんでよ!?!?」
そんなツッコミが入るほどには回復してくれてよかった。
第152話終わり
おつかっれ




