医療スタッフ……?
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
「どうしたらこの騒動を抑えられる……?」
「お~い!」
後ろから声が聞こえる。
俺が振り返って後ろを見ると、クラスメイトがなにかを言っている。
俺はその言葉に耳を傾ける。
「あの生徒!失神してるってさ!」
「え!?!?」
クラスに驚愕の声が奔る。
俺はいち早くその生徒を確認する。
探索は空間把握という能力を兼ね備えている。
「マジか……」
俺が見た倒れたという団員の人は首に青筋、血管が浮き出ていて、苦しそうにしている。
眠っているようだ。
その場にいる人が心配そうにその団員を見ている。
まずいな……
俺が犯したミスではないが、身内が犯したミスだ。
俺が尻ぬぐいしないとな……
「よっしゃいっちょやるか!」
「ん?どうした?」
「い、いや、なんでもないよ。」
あっぶね遠隔で治療魔法かけるから他の人には俺が独り言話してるみたいに……みたいに……いや話してるわ……
じゃあやるか!
俺は魔法陣を構築する。
この魔法陣は魔力を持っている人にしか見えていないため、見上さんは見えているかのしれないが……他の人には見えていないだろう。
俺はその人の体の動きを見る。
体格は男で肩幅もデカくマジで巨人みたいな人だな……
こんな人が倒れたとなると確かに混乱するわ……
……ふむ……
俺は身体を観察する。
ああ変な意味じゃねぇよ?
すると血液の流れがおかしいことに気づいた。
血液の流れは肺から心臓へ、心臓から体全体へ、そして心臓に戻ってきて、肺に戻ってくる。
この一覧の流れができていないという部分があるのだ。
端的に言うと血液の流れが遅い。
これでは体全体に酸素を送り出すことができない。
俺は原因を理解したのでそれを直すための治療魔法に設定する。
これでいいか……よし!いけ!
俺が魔法陣を発動させて団員の人を見る。
すると危険な状態からは脱しており、血管が浮き出るなんてことはなく、気持ちよさそうに眠っている。
俺はこの治療魔法と同時に、この人に俺の魔力を流したのだ。
「聖」の魔力が入っている俺の魔力を流しても普通の人は何でもない。
しかし「聖」の真逆である「死」のエネルギーがある場合、そのエネルギーだけが消滅する。
もちろん、魔力を流した相手に身体的以上はないはずだ。
先生や運営側もこれで安心だろう。
俺は先生たちがうまくやってくれると信じて待つことにした。
第146話終わり
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