お弁当
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
俺は午前の部が終わりご飯を食べるところだった。
他の人らは事前に場所取りをしていて、各生徒が各々家族と食事をしているようだった。
ちなみに今日は荒南の運動会の日でもあるため、母さんはそっちの方を見に行っている。
まったく……かぶるとかどんな奇跡やねん。
俺は素直な感想を頭の中で述べるが俺は仕方ないと結論付ける。
俺たちは装置を使って空中だ。
ランチを母さんからもらってきていたので三人分開封する。
中には唐揚げやブロッコリー、ニンジンなどバランスよく入っており、三人の弁当とは別に入っていた弁当にはご飯がぎっしりと詰めてあった。
きっと俺ら三人の分なのだろう。
「うわ~~!!!!うまそうっすね!」
横に我慢できずご飯を一口食べたものが一人。
「お、おいしそう……!」
我慢してお座りしている。かわいい((殴
「よし!……まぁ一人食ってるやつがいるが……いただきます!」
「いただきます!」「いただきもぐもぐもぐ……」
……食うか……
俺は箸を使ってそのブツを口に入れる。
「う、うめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」
俺の声は響いたかに思われたが隠蔽でかき消しているので安心だ。
「まじか……こんなにうまいとは……」
そのブツとは唐揚げである。
冷凍ではなく、昨日の残りである。
なのにもかかわらずこの旨さ。
ジューシーでカリッとしているこの触感はまさに「美味」——っといけねぇ話過ぎたわ……
「おいしい!お兄ちゃん!これおいしいよ!」
「よかったな!昨日の残りが今日に効くとはなぁ……」
「え?まだ食べてなかったんスカ?遅いっすよ——」
「ほらお前も食え!!」
俺はマリハの口に箸でご飯をツッコむ(※危ないのでマネしないでね☆)
「っがごごごぉ!」
意味不明な叫びをあげたマリハであったがすぐにその口はご飯でいっぱいになり叫べなくなった。
「よし!じゃあゆっくり食べような!ハル!」
「うん!お兄ちゃん!」
「ごほ……ごごごっごががご(いや……俺のこと忘れんといてくれます?)」
こうして俺たちの愉快な昼食タイムは幕を閉じた——ではない!!!
雑談に花を咲かせることになった。
幸い早く食べ終わったため時間には30分ほど余裕がある。
時間になると先生から集合の合図がかかる。
ハルが俺と一緒にクラスの奴らと話したことについて話すこととなった。
「どうだ?別に大丈夫だったか?」
「う、うん……ちょっとまだ慣れないけど……これから克服していく予定!」
まだ心を許している人は俺の家族とマリハだけみたいだ……
まぁゆっくりでいい。どうせ時間は十分にあるんだから。
「そうですよ!ゆっくりでいいんですから!」
「そうだぞ?焦りは禁物だからな……」
「うん!お兄ちゃん!マリハさん!私ゆっくり頑張るね!」
なんか……和むな……!
「そういえばお兄ちゃんってやっぱりご飯好きだよね~」
「そうっすね~ごはんの時になると目が変わるんですから!」
「そ、そうか……?」
俺は自分の行動を振り返る。
……た、確かに……ご飯の時は優雅に脳内食レポを決め込んでいた……
「そ、そうかもな……」
「今度は!私がお兄ちゃんのためにご飯を作ってあげるね!」
「本当か!?俺楽しみにしてるからな?」
俺はハルの頭をそっと撫でる。
するとハルは嬉しそうに身震いしてその後俺に元気よく宣言する。
「決めた!絶対お兄ちゃんにおいしいって言ってもらえる料理を作る!」
「ああ!頑張ってな?ハル!」
「うん!」
「あのぉ~僕完全に空気——」
(天の声……マリハ……お前は不憫だな……)
おい……ヘラクレスの気配が……
第141話終わり
え?俺がお弁当好きなのがばれた?嘘つけ……え?ご飯が好きだって?そうだお☆




