障害物競争②
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
他の選手はネットの下をくぐって向こうに行こうとする。
構造はマットの上にネットがびっしり敷かれているような感じで、この間をくぐるような感じだ。校庭の砂で体が砂まみれにならなくてよかった……
そして選手がほぼネットの中に入った瞬間俺も入る。
ネットははじとはじで止めてあり、上には上がらないようになっている。
這いずって向こう側にわたるような感じだ。
向こうまではだいたい15メートル。この距離でも這いずっていくと時間がかかる。
俺は他の選手と同じ速度で行こうと思ったが、脳裏にハルの姿が浮かび、俺はなるべく力を抑えて他の選手より少し早く這った。
そのおかげもあってか俺の遅れも取り戻せたらしく、ネットを出るころには他の選手も並んでいた。
俺は立ち上がって体制を立て直すと走り出す。なるべく他の選手と差を付けたかった。
しかし、思ったより走る速度を出してしまったらしく、次の障害物にすぐ着くことができた。
「さて……ちょっと距離が開いたな!」
俺が速く走ったことにより俺のクラスから歓声が沸き上がる。
俺はその歓声が嬉しくて次の障害物に挑む。
次は平均台。
細い台の上を通って向こう岸にわたるようだ。
幸い思ったより道の幅は広く、これなら素早く渡れそうだ。
「ジャンプでいいや……」
「じゃ、ジャンプ……?」
やっとのことで追いついてきた選手は俺の言葉に疑問を感じたそうだ。
「よいしょ……ッ!」
俺は平均台を踏み切って思いっきり飛び上がる。
その勢いを利用して数メートル先の平均台に飛び移ってさらに飛び上がった。
まるで落ちることが怖くないかのように前に行く。
場外にいる観客はあっと驚く。
そして平均台という障害物は乗り越えることに成功した。
第138話終わり
ああ……えっとね……すいません……あんまりかけてない……




