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障害物競争①

こんにちは!!

りるくです。

今回の小説楽しんでいってください!

「さて……」


俺の前には障害物が並んでいる。

網や平均台、そして最後にはお題が書かれた紙がおいてある。


まぁ、障害物競争兼、借り物競争のような感じだ。


正直これも出たくはなかったんだが……まぁクラスメイトからの強力な押しによって折れてしまったのだ。


押しに弱いのかな……俺……


い、いやいや!そんなことは……あるかも……(ハルとの一件を思い出した)


「尻に敷かれずに生きていきたいわ……あ。」


俺はいつの間にか心で思っていたことを口に出していたようだ。


周りから変な目で見られている。


俺は若干……いやかなりの気まずを感じて早く始まってくれと念じた。

思いが通じたのかその合図はすぐだった。


「……」


『では!準備が整ったので始まります!2年生!障害物競争・デラックス!スタートです!』


あ……デラックスなんて名前付いていたんだ……


俺がそうもたもた考えているうちに試合は始まっていた。

みな、俺を仲間外れにしているかのように走っている。


まるで「お前は絶対勝たせない」と言わんばかりの気迫だ。


まぁ予想はしていた。

なぜなら俺のヘイトは思ったよりたまっていたのだ。


日ごろから女の子と話している俺はクラスメイトに嫉妬の念を感じることが多い。


まだ不登校から復帰して間もない俺に、ほぼ一年間過ごしている男子たちからの嫉妬はものすごいものだった。まぁ醜いんだが……


「嫉妬」というものは案外侮れないもので「嫉妬」という感情は大罪(キリスト教の聖典にかかれている七つの感情)の中でも随一の感情として語られているとどこかで耳にしたことがある。


そんな言葉もあるせいか、俺のクラス以外にも俺の悪評が広まっていたそうだ。


おそらく「女侍らせ野郎」などのあだ名がついていたことだろう。

しかし!家に天使がいるためそこら辺のごろつきを見てもなにも感じないのである!(←こいつ……クズだ……)


まぁ見上さんは例が言っちゃ例外だけど……見上さん。あの人ちゃんと可愛いんですよね~~っといけねぇ……追いつかないとな……


俺と先に言った選手の間には約10メートルの差がある。

まぁこのくらいなら追いつけるだろう……ッ!


「!?!?」


「よし……」


俺はちょっと力の調整を間違えて選手に追いついてしまった……しかも一瞬で……


「まぁ……このくらいで頑張るか!」


俺はいつもの力の調節をする。

そして、一つ目に障害物に差し掛かった。


司会の説明が入る。


『さぁ!ここはネット地獄!網の下をくぐりぬき!次の障害物に一番早く行けるのはだれだ!!!』


おい司会!そこ変われ!おれならもっといい実況を——っと話がそれた……


さてと……力の加減をどうしよう……(´;ω;`)


第137話終わり


頑張った結果……?

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