嘘だろ……?
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
「な……それって……?」
「そう……お前なら気づいてくれると思っていたが……まぁ!いいだろう!俺が覚えていたことだし!」
白夜 明人。小学校1年生の時の友達だ。
まだ学校に入って間もないころ。まだ環境の適応に慣れていなくてクラスになじめなかった俺と友達になってくれた唯一の男友達だ。
二奈はご近所さん同士の付き合いだったため唯一の友達ってわけでもない。
だが、俺の中で初めての「男友達」だったのだ。
俺と明人は何となくいいコンビでいつも過ごしてきた。
俺と二奈。そして明人。
この三人でいるのが定番となった。
二奈は人気者のためこの俺たちの輪に尾ひれがつくような感じでクラスメイトは集まってきていた。
俺は楽しかった。
あの日までは——
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『今日は残念なお話があります。明人君が転校することになりました。急な転校のためみんなに一言別れの挨拶が言えず寂しかったと言っていました。』
『は?』
俺はその時の心象をよく覚えて居る。
裏切られたような、悲しいような、心に穴が開いてしまったかのような感覚に陥った。
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「そこからだと思う……まぁ俺が……「いじめ」に会ったのは……」
「え!?」
今までのことを振り返るように明人に語ったがここからはお前が居なくなった後の話だ。
「はぁ……まじか……あの学校そんなにやばい学校だったのか……」
「ああ……まぁ知らないと思うが俺はあの日から孤立することになった。」
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『あ……二奈……』
『ごめんね!蘭葉!ちょっとまって!里奈ちゃんと話があるから……』
『う、うん……分かった!』
俺はぎこちない笑みで応じる。
2年に入ってから俺は学校で孤立することになってしまった。
話相手の二奈はクラスでも引っ張りだこの人気者だからだ。
そこから数か月がたったころだろうか……いじめが行われるようになったのは……
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「そ、そんな……」
俺はいじめで俺にされたことをかいつまんで明人に話した。
「まぁそんなところだ!俺は……そのせいで不登校に……」
「そういうことだったのか……すまなかった……」
「いや!お前が気負う必要はないんだ……」
少し重い空気が流れる。
そして話始めるのは同時だった。
「「あ、あの……」」
同時だったのが面白くて二人とも笑ってしまう。
「あははは!まさか同時とはな……俺たちやっぱり馬が合うぜ!」
「ああ……そうだな!」
俺は昔のことがフラッシュバックする。
あの楽しかった日々。それを取り戻しつつある現状に……幸福感が満ちるのであった。
「お!次の競技が始まるらしい!次は……「障害物競走」だ!」
「おっと次はおれか……」
「言って来いよ!観戦してるぜ!!」
「ああ!」
俺は旧知の知り合いである明人に見送られ、障害物競争に出場することとなった。
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「次は!お兄ちゃん!障害物競争だ!」
「そうっすね!ちゃんと蘭葉さんの有志を見届けましょう!」
マリハはそうハルに呼びかけるとハルも答える。
「うん!それにしても……人数がやっぱり多いね……」
「そうっすね~~」
空中から見ている二人にとってはあまり関係ない話だったが、下には生徒の観客席の裏に保護者と思われる大人たちがカメラを持って、わが子を撮影しようと撮り構えている。
「やっぱり……自分の子供の活躍しているところを見たいんすよ……」
「そうだよね!私たちもお兄ちゃんが活躍しているところをみたいし!」
「そうっすね~~あ!始まるみたいです!」
放送のアナウンスが流れる。
『次は‼2年生の障害物競走です!!!』
第135話終わり
明日もだしま~す!




