「さあ……拷問の始まりだ!」
ここで主人公「ドS」だったという事実が発覚!!
「な……なんで……わ、わたし……」
「俺が生き返らせたんだよ。魔法で。」
「い、生き!?」
うんうん、その反応が正しいよな……
俺だって同じ境遇なら呆れるしな……
「そうだ、体に異常はないか?この世界にて初めてだったから……」
「あ、う、うん……大丈夫だと思う……たぶん……」
「一応、治癒の魔法かけとくね。」
「え!?」
「聖属性魔法「エクストラヒーリング」」
そして、俺は二奈にその魔法をかけた。
この魔法は向こうの世界でも「世界に数人しか使えない」魔法だ。
ちなみに俺はこの魔法より強い効果を持つ魔法を「2つ」持っている。
だが……使い方次第では大変なことになるので封印している。
強すぎる生の力は逆に災いを呼ぶ。
「す……すごい……なんか力が湧き上がってくる感じ……」
「気のせいじゃね?」
否、気のせいではない。
体調の方はもちろん、疲れや血行にもいいらしい。
……言ったもんは仕方ねぇ……前言撤回もめんどくさい。
「あ、そうそう。お前に手を出したあいつな。」
「あ!そういえば、どうなったの?……というか周りに迷惑……」
「ああ、それは対策済みだ。」
さすがに一般のひとに見られるわけにはいかないからな。
「認識阻害」の魔法を5重にしてかけてたから多分爆発も気づかれてないと思う……
音も視覚も煙の臭いとか全部隠蔽してるから大丈夫……
「さっきの話に戻るがちょっくら行ってくる。あ、一瞬だけだけどね。」
「え?それってどういう……」
「行ってくるわ。」
そして俺は「地獄牢獄」のスキルを使った。
~~~~~
「よし、ちゃんと機能してるな。」
あいつの魂を開放しても逃げられないな……
「「リザレクション」、おい魂。この肉体に入れ。」
その瞬間、俺の手に乗っていた火の玉みたいなものが俺が復活させたくそ雑魚の
肉体に入っていった。そしてそいつは起き上がった。
「こ……ここは……?」
「やあやあ……俺を煽ったくそ雑魚君。相手に瞬殺されて生き返らせられる気持ちはどう?(にやにや顔)(←きもい)」
「く……だ……だが……お前の親しいものは俺が殺し……」
「お前馬鹿なのか?お前がどうして生きてると思ってんだ?」
あ~こいつ……絶望に落とした顔が見たい……くふふふ……(←悪役)
「な、何する気だ……!?」
「俺の全力の5パーセントしか出してないからな~全力を試すチャンスだ。」
「ど、どういう……」
「ここでは時間が停止する。また、人を殺せない。しかし、痛みを与えることができる。
どういうことかわかるか?拷問に最適なんだよ……!」
「いやだ……いや……何でもするから……お願いします……」
「ぐへへへ……お楽しみはこれからだぜ……」
そして俺は全力をだした。
第12話 終わり
ご愁傷様です金髪くそ雑魚




