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安らかな眠りをぶち壊す

こんにちは!!

りるくです。

今回の小説楽しんでいってください!

「起きてる……?」


俺は小声で荒南の部屋を開けるとそこには眠って居るマリハを起こそうと尽力している

ハルの姿があった。


ハルは何度も何度もマリハの肩をゆする。

しかし、マリハは一向に起きず、さらには気持ちよさそうな顔をしている。


「ハルにこんなことさせて……起きないとか……てめぇ……ッ!?」


俺はマリハをぶん殴って起こす。

ハルはやりすぎではという目で俺を見ているが関係ない。

どうせこんなのダメージに入らない。


「うぐっ!?!?」


「おい、起きろ。」


「は、はい!?」


マリハはわけもわからず声をだして俺に答える。


「もう夜ご飯だ。」


「あの……お兄ちゃん……?」


「ん?なんだ?」


不安そうな声色のハルは俺に尋ねる。


「こんなに騒いで……大文字さんは大丈夫なの?」


「大丈夫だよ。あの親父はもう体調は良くなったからな。」


普段親父と呼ばないから違和感があるな……


「お兄ちゃん?どうしたの?」


「い、いや、何でもないよ。とにかく下に降りよう。ごはん食べたいしな。」


「うん。じゃあ行こう!ほら、マリハさんも寝ぼけてないで!」


「は、はい……」


マリハもハルに言われるがままに下に降りて行った。


俺は窓の外を見る。真っ暗で空に星も見えず、曇り空だ。

こんな夜は月が見えたらいいのに……と俺は思ったが俺は一体何を考えているんだと

思い、そんなことを思うのをやめる。


一体どうした?俺は詩歌を読む人ではないんだぞ?なにを言っているんだ。


異世界で、「彼」は僕に言った。

「彼」は僕を見ていると言っていた。

だから無我夢中で力を手にした。

その力を扱うために、


だが「彼」は応えなかった。

俺に罪悪感と罪の業だけを背負わせてどこかに行ってしまった。


「彼」は一体どうしたかったのだろうか。

俺を、利用して何がしたかったというのだろうか?


これはヘラクレスにもアテネにも、そして……「ゼウス」にもわからないだろう。


~~~~~~

「いただきます!」


「「「「いただきま~す!」」」」


俺の掛け声と同時にみな食事を食べる……ん?食事をたべるって……これ文的にアウトじゃね?

食事……食事……食事……食事をするか!


『何馬鹿なこと言ってんだよ食いしん坊。』


うるせぇな……こちとら食事をしているんじゃ、邪魔をするでない。


『じじい口調はやめてくださいよ……?』


おめぇに指図されると嫌気がさすぜヘラクレス……


『へッ……黙ってろ——』


「これうまッッ!?母さんおかわり!」


『おい……無視するなや。』


「いや食ってんだよ。」


「は、はい?どうしました蘭葉さん!?」


「あ、いや、なんでもない、独り言だ……」


「もう蘭葉ったら……いつも独り言を言ってるんだから……」


「え?そうなんですか——」


「ちょッ!?母さん!そういうことは言わないでよ……」


『楽しそうだな……』


いや……お前のせいっで独り言言ってることばれたんだけど……


「じゃ、じゃあ俺は食い終わったから寝るね~ハル!寝る時は俺の部屋で寝るか!?!?」


俺は急いでハルに聴く。


「え、えっと……今日はお兄ちゃんと寝たいな……?」


お前……かわちいかよ……


「分かった!じゃああとで来てな?」


「うん!」


俺はそう言い残して二階に消えていった。

ちなみに歯磨きは俺には要らない。

だってスキルで全部綺麗にできるから、もちろん。体ごとね?


俺は二階のベッドにもぐりこみ、ステータスを見る。


「大罪を背負いし勇者。お前を俺は許さない。」


それだけ誓うと俺は眠りについた。


第125話終わり


おつかれっす

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