なんだよ、ピアノ弾けてわりぃかよ?
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
お、いたいた……
俺がそこを見るとハルと一緒に小さい犬が戯れているところがみえる。
おそらくあの犬がハルの使い魔というやつなのだろう。
しかし、他の人には見えていないという……
一定の力を持っていないといけないのか?
そうじゃないと見えないなんて……
まぁ想定してたことだったけどな……
「お~い!ハル!」
「あ!お兄ちゃん!」
「ワン!」
ハルは俺に気づき、声を上げる。
犬の声も下が周囲には気づいていないだろう。
幸いこの公園には人がまばらなため、特に不審がられることはなかったと思う。
だってこんなかわいい少女がキャッキャウフフしてたところで周りの大人は「ぐふぐふ」しか言わないからな(←それお前じゃね?)
俺はすぐハル自体に隠蔽をかけて存在を偽る。
周囲には少女がどこかに行ったと誤認するだろう。
「お兄ちゃんは……どうして公園に?」
「ほら、前回のこともあったろ?だから少し不安でな……」
一応陰にジャルを潜ませてはいるが、あの裂け目を作った存在。
おそらくジャルより数倍強いだろう。
俺はそう確信をもっていった。なぜならこの世界の結界を通り抜けてわざわざここに裂け目を作った存在だ。相当な執着と力を持っているに違いない……
「よし!ハル、もう少し遊びたいかい?」
「ううん!もう大丈夫!ニャニャ!おいで!」
にゃ、ニャニャ!?だと……
犬なのに猫の鳴き声を付けさせるとは……御見それしました……ハルパイセン……
「よし、じゃあ転移で帰るか……」
俺はマリハを呼びに行き(正確には念力で呼んだ)、そして俺たちは転移した。
ちなみにハルはそのニャニャの召喚を解除して俺と一緒に転移した。
帰ってきた後俺らはもろもろを行い(手荒いとかね?)、ゲームをすることにした。
若いのはいかんなぁ……てれびげーむ?とやらばっかしおって……じいさんはかなしいばい……(by ヘラクレス)
「おっしゃ~!俺ら楽しむぞ~!」
「「お~~!」」
あ、あれ?俺……結局悪影響じゃね?(←YES!!!!)
「ご、ごめんちょっと待ってね?」
俺は電子ピアノのところへ行く。
そして、精神統一のために、いつも弾いている持ち曲をそこで演奏して自分を落ち着かせた。ハルとマリハからは「ピアノ弾けたの!?」と言わんばかりの目。
そりゃそうなるか……
俺は子供の時に親に習わされたたちだったからな……だけど、昔は関東大会にでるほどうまかったんだぜと軽めにこいつらに自慢しておき、有名な曲を弾いて、結局ゲームに戻ってしまった。
だが音楽はいいものよ!こう、こころが落ち着くと言うかなんというか……(←彼は13歳です異世界に行った歳を含めなければ。)
「いい曲でしたね……圧巻の光景でした!」
「うん!お兄ちゃん!すごかったよ!」
ぐはぁぁぁ!
俺はその無敵の笑顔に一発KO状態になった。
そして二人は思う。
「こんな脳筋そうなやつがピアノ弾けるとか世も末だろって?」
「い、いやぁ~そんなこと一度も思って——」
「いや、ハルはともかくお前は間違いなくしてたろ。」
俺がジト目を向けるとマリハは黙りこくる。なぜこいつは嘘をつくのだろうか?(←お前のせい)
第121話終わり
ちなみにピアノが弾けます。私も、曲は「千本桜」とか「パイレーツ・オブ・カリビアン」とか




