日が経つにつれて……
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
「もう始まってから1、2、3……もう8日……」
始業式が始まってからもう1週間が過ぎていた。
俺は順調に中学二年生の勉強にも追いついていき、学校に慣れ始めているころだった。
「学校、行きたくねぇ……」
俺はベッドに寝転がりながらそんなことを叫ぶ。
幸い俺以外はみんな買い物や公園に出かけていて、家には誰もいなかった。
だから俺を尻に敷く人は誰もいない(←思ったより気にしている)
チッ、いやなことを思い出したな……
俺はベッドから体を起こすと、下に降りる。
今日は土曜日。休みの日だからなのか体が軽い気がする。
俺は冷蔵庫の扉を開けて、適当に物を見繕い、それをテーブルに持ちだす。
その後、数10分程度軽食を楽しんだ後、俺はハルの様子が気になり、マリハに念力を発動させ、連絡を取った。
『もしもし~マリハ~?』
『うおッ!?その声は蘭葉さんですか!?ど、どうしたんスカ?』
『マリハ達……というかハルって今どこにいる?』
『え?近場の公園ですけど……』
『……分かった。俺も向かうことにするよ。』
『了解っす!ハルさんにも伝えておきますね!』
俺はマリハとの念力の通信を切った後、公園に向かった。
なにか無性に不安になったのだ。
覚えているだろうか?前回、公園に行ったタイミングで俺しか気づいていない亀裂。あるいは裂け目と言った方が正しいだろうか?地球に他の世界が干渉できるとは考えにくいが、あの裂け目。間違いなく他世界からのつながりを持っていた。
おそらくその世界の主神。つまり最高権力者かその世界の支配者がこちらの世界に干渉しようとしているという解釈で間違いはないだろう。
だからといって俺の力が不十分というわけでもない。
実際相手の魔力を制限させる技は効いていたようだったし、その後裂け目は閉じていった。おそらく、奴はまた俺たちの世界に干渉しようと試みるだろう。
あの一件のあと、俺とヘラクレスで世界に干渉されないための結界をさらに強化したが、時間の問題だ。
あの厨二病というスキルもなかなかに役に立ちそうなのでこの結界を作る魔法をその厨二病というスキルで創造してもいいかもしれない。
だがやはり心配になった俺はマリハを転移先に設定した俺は一瞬で転移した。
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「お!来ましたね!」
「ああ、なにかと前回のことが心配でな……」
「ああ。蘭葉さんにしか見えていない……「亀裂」のことでしたよね?」
「そうだ、だから一応確認にと思ってな。」
「ハルさんは元気に遊んでますよ!しかもスキル使ってましたからね……」
「へ?」
「え?知りませんでした?「使い魔」というスキルがあるらしいんですけど、ハルさんがそのスキルを持っているらしくて……」
「ねぇ……それって外で使っていいスキル?」
「大丈夫だと思いますよ……ただ透明化の魔法を使っているだけなので……周りから見ると少し不自然にみえるかもしれません。」
マリハは俺に迅速に状況を伝えた後、「少し周辺をみてきますね」とだけ言って別の方向へ走っていった。
気が利くようになったなと俺は感心していた。しかし、本題がまだだったなと思い返し、マリハから教えてもらった方向に俺は向かうのだった。
第120話終わり
不穏だな……




