お説教
こんにちは!!
りるくです。
今回の小説楽しんでいってください!
「な、なぁハルさん……?」
「弁論の余地はないよ……お兄ちゃん……」
そう、これは俺がモテていたことによる追求だ。
まずい……
「一体どういうことなの?お兄ちゃん……?」
「えっとですね……これはですね……」
いえねぇ……人に好感を持たれやすいスキル。「人気者」のスキルを持ってるなんて知られたら……(しかも女性限定にしてることがばれたら……)
「いやぁ……多分異世界から帰ってきて超強くなった僕に少し魅力を感じているのかも……」
「ほんとに……?」
ハルの鋭い視線が、俺の心を貫く。
その罪悪感にかられた俺は、結局暴露してしまったのであった。
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「で……なんで女性限定にしてたの?」
「そ、それはですね……ほんの出来心というか……」
「……………………お兄ちゃん……?」
「ほんとすんませんでした……」
地を割らんばかりの土下座を繰り出した俺はハルに許しを請った。
しかし、ハルからは罰を言い渡される。
でも……これは罰というのだろうか?
「まずお兄ちゃん!そのスキルは封印して!使うときは女性限定になんてしないでね!」
「は、はい……」
「それから——」
「ま、まだなにか……!?」
「毎日私を撫でること!!!」
「へ……?」
予想外の答えが返ってきた俺は気の抜けた声が出る。
そして、結局俺はその後数十分ハルの頭を撫で続けていたらハルから解放された。
ちょろいな……(フラグ)
「あ、お兄ちゃん!そういえば宿題は?」
「えっとですね……それは——」
「やって?」
「はい……」
もう完全に尻に敷かれてるな……(フラグ回収おつbyヘラクレス)
「あ!蘭葉さん……ってなんでそんな死にそうな顔してるんですか……?」
「う、うるせぇな……お前には関係ない——」
「あ!もしかして……またハルかさんに尻に敷かれてるんですか?あはは!!やっぱ蘭葉さんてって尻に敷かれるタイプ((殴——」
「黙ってろこのくそ。」
そう、ここまでが、お、や、く、そ、く、である……
第118話終わり
疲れた




