第四章 中学生で厨二病 第111話 始業式という終わり
さぁて……テンポ上げていくぞ?
「なに?まじで……何?」
俺は自分のステータスを見て終始不機嫌になっていた。そう、なぜなら俺のステータス欄に「厨二病」ろいう称号が入っていた。
俺はその説明をしぶしぶみる。すると……
「厨二病」
この称号は異世界転移をしたものかつ、13、14歳の子供限定に送られるものだ。
この称号を獲得すると魔法の創造確率があがる。
「まじか……痛々しすぎるだろ……」
俺はそう思う。しかもこれが二年生初日の朝に獲得するとは……萎えるわ~~~
「はぁぁ……じゃあ準備するか……」
俺は一階に降りて学校の準備とご飯を食べる。
「うん。今日も飯がうめぇ!」
「あっそ、よかったわ。」
「は、反応うっす(笑)」
俺は母親に軽いツッコミを入れると俺は速攻で食べ終わらす。
ハルとマリハはまだ起きていないようだ。
俺は新学期が心配だったため早く学校に出発した。
「見上さんは同じクラスだといいな~」
俺はゆっくり歩きながらそう思う。
今日はおみくじは引かないことにした。
だって結果を知ってしまったら、その後の一日が気分を害すことになってしまうからね……
俺は自分の中のルールがあった。
まぁ、そこの部分をけなすような輩が居たら真っ先に殺しにかかるかもな。ハハッ(冗談
でもまぁ……いろいろあった中でのクラス替えだ……俺をいじめたやつは元気にしてるかな……?
『ここでヘラクレス追記~~』
「あ?なんだいきなり……」
『すまんすまん、だが君……やりすぎじゃ無い?』
「いいや?あいつが俺にやってきたことと比べたら大差ないだろ?それどころか加減してやったくらいだ……」
『はぁ……蘭葉、お前の脅しのせいであいつ……そうとうな精神ダメージを受けてるぞ?』
「へッ、ざまぁ……」
『はぁぁ……もう改善しようがないな……でも、それを蘭葉と関係のないやつに向けるのはやめてくれよ?あ、そうそう、お前をいじめたやつ……名前は忘れたが今は不登校になっているぞ。』
「ま、当然の報いと受け取っておこう。」
『分かった……自重しろとは言わんが、お前……空気読めよ?』
「それを一番空気の読めない……「ヘラクレス」くんに言われると腹が立つってもんだ。」
『はいはい……』
その言葉だけを言い残して、ヘラクレスは帰っていった。
俺はじゃあ早くクラスを確認しないとな、と急ぎで学校に向かうのだった。
~~~~
「俺はてっきり全員違うクラスだと思ったんだが……」
「今年もよろしくね!蘭葉くん!」
「あ、抜け駆け禁止だよ!」
「蘭葉くん!私の名前もちゃんと覚えてくれると嬉しいな——」
(う、うぜぇ……)
俺は周りの男子達たちの嫉妬の目を殺意ではたきつぶすと俺は女子たちを避けながら見上さんのところに向かう。
そう、幸いながら同じクラスだったのだ。
「見上さん!」
「あ!蘭葉くん!今年もよろしくね!」
そして、男たちからは「女いるのかよ」。そして女子たちからは「あれがライバルね」と言わんばかりの視線が俺たちに贈られる。
さぁて……新学期二年生初のやることは殺気でこいつらを黙らせることか……
第111話終わり
四章……開幕(にやり




