7話 元ダンジョン暮らしの少年と、フタバ先生。
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タワマンの最上階にある家に帰って、姉のイチカと無事の再会をよろこびあったのち、Tシャツと短パンというラフな格好に着替え、長い艶やかな黒髪をポニーテールに結ったフタバ。
そんなフタバといっしょに、俺は3年ぶりの地上の情報をフタバの家の大画面テレビから得ていた、のはいいんだが。
「あのー、フタバ……?」
「はい。なんですか? ユーリくん」
「えっと、その……くるしいんだけど? なんで俺、ずっとフタバのひざの上にのせられてんの? あと俺の腹にまわした腕、そろそろ離してくれねー?」
「いやです。ユーリくんがわるいんですよ? さっき会ったばかりのイチカ姉さんにばっかりぽうっと見惚れて、でれでれしちゃって……。それはもちろん、姉さんはすごく綺麗だし、やさしくてあたたかくて、家事も得意で、わたしの自慢の最高の姉ですけど」
そこで、ふかふかのソファに座ったフタバの手がうしろから俺の髪をそっとなでる。
「でも……! それとこれとは別なんです……! 姉さんには負けていられません……! だから、フタバお姉ちゃんのいいところを、ユーリくんにはたっぷりじっくり知ってもらわないと……!」
そうして、フタバは前のめりになると、両足もソファの上にあげて今度は俺を全身でつつみこんだ。当然うしろ頭はぽむっとフタバの胸のやわらかなクッションにうまるわけだけど、まったくおかまいなし。
――あー。こりゃ何言ってもだめだな。っていうか、さっき道中であんたにも言ったけど、だからお姉ちゃんって、俺こんな姿でもあんたと同い年なんだけどな。一応。
「なあ、フタバ。いまニュースで言ってた〈双天〉って?」
「はい。ユーリくん。探索者協会最高幹部のおふたりのことですね。〈五輝星〉の方々とちがって直接戦闘にはあまり向かないそうですが、とってもすごい特異能力をお持ちのかたたちで、特にそのひとり、ツクヨさまの【迷宮掌握】のおかげでわたしたち全探索者は配信できてるんです! それに、ツクヨさまはと〜っても可愛いらしいかたなんですよ!」
「へー。そんなすげーやつが。ん? ツクヨ……? どっかで聞いたような? ま、いいか。それにしてもフタバはもの知りだな。もっといろいろ俺に教えてくれよ」
「うふふ。はい。いいですよ。ユーリくん。そうですね。もしいま言ってたツクヨさまの可愛らしいお姿を見てみたかったら、この配信チャンネルを――」
こうして、早々に脱出をあきらめ切り替えた俺は、フタバのやわらかな体につつまれ、ときに頭の上にこつんとフタバの顔をおかれたり、ときになんだか俺自身がむずがゆいような気持ちになりながらも、フタバを先生に、欠けていた3年ぶんの知識と情報をいまとれるだけ貪欲にとりこみつづけたのだった。
「ふふ。ユーリくんは、飲みこみが早いですね。優秀な生徒でフタバお姉ちゃん先生も、とっても教えがいがあります」
そう言って、いたずらっぽく茶目っけたっぷりに微笑むフタバを下から見上げて。
――たしかに、この面倒見のよさや明るさは、まちがいなくフタバのいいところかもな。
と、そう思った俺だった。が、それはそれとして。
「うふふ……。すぅぅ……。ああ……。ユーリくんのかぐわしい髪のにおい……」
そろそろ、マジで離してくれねえ? なあイチカ? ミノ肉カレー、まだ?
――ぶるりと背筋を震わせて、そう思うのもまた事実だったりするわけだった。
ということで、主人公ユーリ少年とフタバお姉ちゃん先生(自称)のあま〜い? ひとときでした!
ヒロインのはずのフタバが書くたびにどんどんヤバくなっていく気がします。
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では、また次回「元ダンジョン暮らしの少年と、団らん」にて!
なんとか書き上がったので、5日に投稿します!
これからもよろしくお願いいたします!




