19話 呼びだされた元ダンジョン暮らしの少年と、最強探索者集団との対面。
お待たせしました!
すでに応援いただいた方、本当にありがとうございます! 特に、高評価いただいた方、本当にありがとうございました!
では、本日もよろしくお願いいたします!
チンッ。
エレベーターが最上階に止まり、扉が開かれる。
と同時にここまで俺たちを案内してきた職員のカンノはバッと一歩前に出ると深々と頭を下げた。
「た、探索者協会職員の中畑カンノです……! ご、〈五輝星〉のみなさん……! 召喚命令を受けた万ユーリ氏と花房フタバ氏の2名をお、お連れしました……!」
おどおどとするカンノにつづいて俺とフタバが入ったそこは、階をすべてまるごとぶちぬいた天井の高い広い広いホール。
――ぞわり。
そこに、入った瞬間から俺の肌に伝わってくる色濃い魔素を宿した一癖も二癖もありそうな3人の男女が点在して立っていた。
3人。あれ……? 3人?
俺たちをここまで案内してきたカンノにとっても意外な光景だったのか、顔を上げると目をパチクリとし、一度まわりをぐるりと見まわした。
それから、おずおずとした様子でひときわ強い魔素をまとう真ん中の男に向かって話しかける。
「あ、あの……? ご、〈五輝星〉筆頭の、が、伽藍堂さま……? ほ、ほかのお二人は……ひぅっ!?」
その瞬間。その広い空間の真ん中に腕組みをして立っていた獅子のごとく赤髪を逆立てた大男がその閉じていた目をギンッ! と見開いた。
「……来たか。中畑カンノ職員、案内ご苦労。そのことについては、両名から自分が音声メッセージを預かっている。これだ」
そして、その筋骨隆々の体で盛り上がった、着ているタキシードの懐から、探索者用の防護スマホをとりだし、ピッとボタンを押すと、軽薄そうな若い男の声が流れだした。
『よう。〈五輝星〉のシモン・平・ハードボイルドだ。悪いが、今日の召集はパスにしてくれ。俺の100人のハニーたちが離してくれないもんでね。ま、運がよければまた会うこともあるだろうぜ。それじゃあな』
ブツっ。ツーツー。
「もう一名」
『〈五輝星〉の羊飼モコモ! 召集? 行かないよ! ボク、今度こそオーザをぎゃふんと言わせる準備に忙しいから!』
早口な子どもの声でそう締めくくり、2回目の音声は終了した。
え……っと?
「よって、本日の新たな〈輝星〉候補である万ユーリとの対面は、ここにいる3人。筆頭たる自分、伽藍堂オーザと」
タキシードを着た赤髪の大男は、そこで左に離れて立つ腰に鎖で縛られた刀を差し、コスプレのような和装に武者鎧を着たポニーテールの女に目を向けた。
「拙は真伝ギンチヨと申す。よろしく頼む」
時代がかった口調でにこりともせずに告げると、それきり女は口を閉ざす。
さらに、かぶせるように右側に立った俺よりも年下らしき、ピンクのツインテールで見るからに生意気そうな派手な格好をした女の子がかん高い声でまくしたてた。
「ふん! やーっと、あたしの番ってわけ! 夜縁キミミよ! けど、チビの新入り! あたしはあんたのことなんて、ど〜〜〜っでもいいわ!」
チ、チビ……!? こ、このガキ……! てめーもほとんど変わらねーじゃねーか……!
俺が内心怒りをたぎらせていると、そのヘソ出しの短いキャミソールにショートパンツ、肩までかかっていない上着を身につけた挑発的な態度の女の子はずんずんと目の前までやってきた。
そして、ビシィっとまっすぐに指を突きつけてくる――俺をスルーして、すぐとなりに向かって。
「今日! あたしが用があるのは、あんたよ! 〈双花剣〉のフタバ!」
「き、キミミちゃん…………!」
あたりまえのように俺に腕を絡めたフタバは、そう言ってぎゅっと体を強張らせた。
ということで、一癖も二癖もある〈五輝星〉との対面でした。2人欠席なのは、キャラをつくったときに、あれ? この2人来ねえな? となったから。
全員名前は出しましたが、とりあえずいまはキミミちゃんとオーザだけ覚えてもらえれば。他はまたいずれ。
さて、作者からみなさまにお願いです! 本作を面白いと思って頂けましたら、是非ブクマや☆5による評価、いいね! による応援をお願いいたします!
読者様の応援が作者の活力、燃料です!
では、また次回「20話 呼びだされた元ダンジョン暮らしの少年と、花房フタバと夜縁キミミ」にて。
10月22日公開!
〈五輝星〉トップバッターをつとめる、メスガ……夜縁キミミちゃん。さて、ヒロインのフタバとは、どんな因縁があるのでしょう……!
これからもよろしくお願いいたします!




