13:~俺たちの戦いは、これからだ!~
シャドバの新パックが出るから初投稿です!
「うえ~ん……!」
とんでもないことを言ってしまった翌日。
俺は街の近くの雑木林で魔物をスパスパ狩っていた(※正確にはムラマサに狩らされていた)。
「うえ~ん、うええ~ん……!」
『ゴブギャーッ!?』
ゴブリンやらを自動で斬りながら考える。俺はこれからどうしたらいいんだろうと。
「はぁぁ……やっちゃったよ。あのヒュプノって人、俺のカームブル家やっつけちゃえ発言に完全にやる気になってたよ……。聞き逃してくれたらよかったのにさぁ……」
悔めども悔めども後悔が止まらない。
聞けばカームブル家は侯爵の位らしい。貴族の中でもめっちゃ上やんけ。
もしもこの先ヒュプノさんが反逆にトチって、『実はクロウとかいうアホにそそのかされました!』とかチクられてみろ。クロウくんはおしまいですよ……!
しかも、
「あの危ない子、ヴィータって子のことも解放するよう言っちゃったしなぁ……」
そっちのほうも気がかりだ。
結局ドッキリじゃなかった以上、あの子が俺を襲ってきた理由は不明なままだ。
それなのに俺ってば、『彼女を許そう。子は守るべき国の宝だ――!(キリリッ!)』とか言っちゃって、もうアホアホ!
しかもヴィータちゃん、俺のせいで一回留置場送りになってるわけだしね。こりゃーさらに恨みマシマシになってること間違いなしだ。
こうしてる間にも、包丁とか研いだり、俺をぶっ殺す作戦でも立ててるんじゃないの!?
はぁまったく……。
「ヴィータ……今頃どうしているのか……」
そう呟いた、ちょうどその時。
「っ――!? クロウさん、私のことを心配してくれてるんですか……!?」
足音と共に、茂みから誰かが近寄ってきた。
その幼き美貌を見た瞬間、思わず飛び上がりそうになる。
「キミは、ヴィータ……!」
「は、はいどうも。ヴィータです……!」
噂をすればなんとやら。
昨日俺をブッ殺しかけた、銀髪少女が現れた……!
ひええええええ殺されるぅ~~~~~~!? ムラマサさん助けて!
――魂 完食 眠……――
(ってちょうどよく腹いっぱいになってんじゃねーよ!? そして食べてすぐに寝るなァッ!)
おい起きろこの野郎ッと魂を通して訴えるが、バチッという弾かれる感覚と共に話しかけることが出来なくなってしまった。
ええ~~~対話拒否しやがったよコイツ!? マジで横暴すぎだろぉ!?
(ど、どうすりゃええねん……)
――こうして俺は、クソザコ状態のままヴィータと対峙することになってしまったのだった。
こ、こうなりゃ自分の力で切り抜けるしかと、身構えようとした瞬間、
「きっ、昨日は誠に申し訳ありませんでしたぁーっ!」
ヴィータちゃんは姿勢を正すと、勢いよく頭を下げてきた――!
思わぬ行動に目を丸くしてしまう。えっ、えっ、なんか普通に謝ってきた!?
「正直に言います。昨日の私はどうかしていました……完全にクロウさんのことを殺すつもりでした……!」
あぁやっぱり!? 演技とかじゃなくて、ムラマサが対処してくれなかったら本気で殺す気だったのね! ひええ!
「うぅ、ですがクロウさんは……こんな私のことを許してくれて……しかも、心配までしてくれていて……!」
「それは……」
ってそれは違うよヴィータちゃん!?
演技か何かと思ってたから許すって言っちゃっただけだし、あとさっきの発言もキミのことを心配してたわけじゃないからね!?
キミがどんな風に襲ってくるかビビッてただけだからね!?
それと犯行理由も『どうかしてました』の一言で済ますんじゃねーよっ! もっと自己分析しろオラァ! あと賠償金プリーズ!
……なんてことをビビリな俺が言えるわけもなく……、
「――フッ、元気そうで良かった。本当に心配していたぞ、ヴィータ」
「っ、クロウさん……!」
キリッとした顔に微笑を浮かべ、俺は彼女を案じていたフリをするのだった……!
年下の子にも怒れない俺、情けねぇ~……!
「フフ……クロウさんって、お強い上にすっごく優しいんですね……。私ってば、そんな人になんてことを……」
「気にしないでくれ、済んだ話だ(強くも優しくもねーよ! 全部ハリボテだよ! あとマジで反省しろよお前!?)」
心の中ではキレつつも、どうにか落ち着いたキャラを保つ。
……まぁ何にせよ表面上は仲直りだ。ひとまず安心安心っと。
「うふふ……クロウさん……♡」
「っ!?」
――今一瞬だけ、ヴィータちゃんから殺気よりもおぞましい何かを感じたのは気のせいだろうか……!?
(や、やっぱり怖い子だなぁ……!)
俺は引き続き、彼女を警戒することにしたのだった。
「あぁそうだクロウさん。実はアナタに、ヒュプノ支部長から伝言がありまして」
「伝言?」
とそこで。ヴィータちゃんは何でもないことのように、俺へとこう告げてきた。
「クロウさんの魔導兵装、『ムラマサ』について話があるそうです」
「……………」
俺は、心の中で高らかに叫んだ。
お――オワッタァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!
・【緊急ド悲報】主人公終了!!!!! 今までありがとうございました――!【完結!】
作者の次回作にご期待ください。明日14話として投稿します!【続行!】
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