表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
評価ポイントの後押しで下剋上を目指し燃え尽きた素人作家のおれは、再び評価ポイントの後押しで立ち上がり最強となる!  作者: バインボインたわわん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

14/43

14



 なぜ読んでもらえないのか。


 おれはそのことについて考え始めるようになっていた。


 文章力については、今さらだ。ひたすら書き続けて、高めていくしかないし、他人が詳しく評価してくれるものでもない。『小説家になったろう』のポイントぐらいしか、判断基準がない上に、前作は5万ポイント超えで、今作は100ポイント未満だ。文章力がどうなのか、という参考にはならない。


「そもそも、高校生の恋愛ってだけだと、難しいのか……? あと、『なったろう』的な題名も意識して……」


 そこでおれは、注目されそうな部分として、幼馴染というものに目を向けた。


 そして、『二人の間に礼儀あり? おれと幼馴染は何マイル? ~幼馴染との距離が縮まらなくてつらい~』を書き始めた。


 現実世界恋愛には幼馴染が山ほどいる。これなら、読んでもらえるんじゃないか。題名も、シンプルで短い『スリーバック』とは違って、『なったろう』的な長いものにしてみた。


「『なったろう』読者のニーズである幼馴染、ここをピンポイントで攻める!」


 ポイントだけではなく、初めて、『なったろう』読者のニーズというものを意識した瞬間がここだったのかもしれない。


 しかし……。


 またしてもこの作品は読んでもらえなかった。


 おれは、現実世界恋愛の高い壁に敗北したのだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

企画原案はこちら ブルジョワ評価企画

i583200
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ