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ネコミミ娘に転生したので楽しく気ままに生きたい  作者: 星川 咲季
■第4章 それぞれ思ってること編(6~7歳)
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第83話 エリザベスのお泊まり会 - お風呂


 今日はお泊まり会の話を書きますわ。

 フランとアイリと友達になってから2回目のお泊まり会ですわ。



 5歳の時は結局お泊まり会はできず、1回目の6歳の時はお泊まり会ができたにはできましたわ。

 ですが、魔力感知と操作の訓練で(わたくし)もアイリも魔素が尽きて気力がなくなってしまい、結局訓練のあとはまともにお話しできなかったのです。


 お泊まり会は2泊3日。

 2日目と3日目はマリアンナ先生がギルドのお仕事でいないため、余力を残そうとアイリと相談してたの。

 でもフランにはばれていたらしく、しっかり限界まで訓練をやらされたのですわ。


 フランは猫獣人だけあって地獄耳ですわ!


 彼女は「お母さんと訓練について約束してるから守らないといけないの。ごめんね」と言い全く手を緩めず容赦がなかったの!

 一番の友達だからといっても、たまには愚痴くらい書いてもいいと思いませんこと?




 去年はこれくらいにして、今年はフランからマリアンナ先生にほどほどにするよう言ってくれたらしく、3人で楽しく過ごすことができましたわ。

 まあ訓練から1年半も頑張ったかいあって、保有魔素量と魔素の吸収率、魔力操作の効率がかなり上がったから、(わたくし)もアイリも一度に大量の魔力を作ろうと無茶なことをしなければそうそう魔素枯渇なんて起きなくなったのですわ。

 まあフランは底無しの魔素保有量ですが。



 そんなわけで、去年は楽しむ以前に気力がなくてぼんやりしてたせいかほとんど記憶がないのですけど、今年はお風呂を3人でしっかり堪能しましたわ。

 フランはまたお風呂に入れる!と嬉しそうに言ってずっとにこにこして可愛らしかったですわ。



 フランの肌は真っ白でつやつやしていますわ。

 (わたくし)の肌の色も白いけど、ちょっと違うような感じ。


 脱衣場で気になったので、彼女の色んなところをぺたぺた触っていたらいつの間にかアイリも混ざってましたわ。

 アイリは「ちょっとモフらせなさいよ」としっぽやネコミミをもふもふしだしたので、もちろん(わたくし)も一緒になってモフりましたわ。


 モフるのがあまりに気持ちよく、二人して段々とエスカレートしていったらさすがにやりすぎたのかちょっと怒らせてしまいましたわ。

 でもこれは病み付きになる気持ちよさ。彼女が寝てる間にこっそりモフると心に誓いましたわ!



 フランの髪の毛は銀色でさらさら。もちろんネコミミもしっぽも銀色。

 彼女は体を洗ってる時、器用にしっぽに手拭いを引っかけ、背中を洗ってるのを見て思わず感心しましたわ。それにしっぽやネコミミはことのほか丁寧に洗ってますの。

 いくらスーでも獣人のしっぽやネコミミは本人より上手に洗えないでしょう。フランは自分でできるからと断った理由が分かりましたわ。

 ちなみに(わたくし)はいつものようにスーに体を洗ってもらい、既に洗い終わったので観察してるのですわ。


 そしてずっと気になっていたしっぽの生え際を見ることができましたわ。髪の毛のように生え際から毛で覆われてるのですわね。

 (わたくし)にはしっぽは無いのでとても不思議な感じですわ。

 ただアイリはフランがこっちを見てないことをいいことに、お尻としっぽをちょっと凝視しすぎだと思いますわ。

 っていうか、彼女が髪の毛とネコミミを洗ってる時、石鹸を落としちゃったとか言って拾いつつ彼女の背後から屈んで下から覗こうとするのはさすがにどうかと思いますわ。



 アイリはピンクという珍しい髪の色だけど、彼女の髪の毛もとてもきれいですわ。

 (わたくし)のようにくるくる髪の毛がロールすることなく、きれいにふわっとしていてちょっと羨ましいですわ。

 赤毛の色が薄くなったとかではなく地毛でピンクって不思議な色合いですが、きついピンクではなくブロンドとピンクが混じったような優しい色合いなのですわ。


 彼女は少したれ目に加えてふわふわで優しいピンクの髪の毛が相まって、一見すると優しい女の子な印象ですの。

 でも話してみると明るくアクティブな性格なのでギャップにびっくり。とても魅力的ですわ。



 (わたくし)もフランのようにストレートか、アイリのようなふわふわな髪の毛がいいですわと、そんな感想を二人にすると、逆に言われましたわ。


 「「ドリル髪型じゃないエリーはエリーじゃない!」」


 あと、髪の毛を洗った後も言われましたわ。


 「「髪の毛洗って真っ直ぐになってるエリーはなんか違う!!」」


 そこまで断言されると髪型に自信がつきますわ。


 そしてお風呂を出て髪の毛を乾かすとまた二人は驚きましたわ。


 「「勝手にツインドリルになった!!!」」


 別に(わたくし)にとっていつものことだし、お父様やお母様、スーを初めとしてお屋敷の人は誰も気にしてないですわ。

 何をそんなに驚いているのかしら?

 あと、スーやスチュアート、セバスチャンには(わたくし)の髪型を見ると体調が一目で分かって素晴らしいと言ってることを伝えたらこちらも驚かれましたわ。

 なぜでしょう?




次回更新は2/19(月) 19:00の予定です。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 最初の「フランとエリーと」のところはこの日記の筆者がエリザベスなので少しおかしいと思います。 [一言] ここまで読んでとても面白い作品だと思いました。ぜひこのまま続けていってほしいです…
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