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ネコミミ娘に転生したので楽しく気ままに生きたい  作者: 星川 咲季
■エピローグ ネコミミ娘は楽しく気ままに生きたい
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第250話 次なる目標と合格発表日

誤字脱字のご報告、ありがとうございます!

時々読み返してみると、その都度発見して自分で直しているのですが、それでもなくならない誤字脱字の七不思議。

そして物語の進みは相変わらず進みは亀のように遅いですがご容赦を……




 冒険者ギルドでの宴会はとても楽しかった。


 ミィさんがお酒に酔ったところを初めて見た。

 いつも眠たそうな表情してるのに目が合うとニコニコするんだもの。とっても可愛い。

 あまりの可愛さに、こんなふうに喜んでくれるなら倒れたかいがあった、なんて冗談言ったら、静々と涙を流しながらもお説教されちゃった。ごめんなさい。

 今はもう私の方が少しだけ背が高いけど、やっぱりミィさんは私のお姉さん。家族同然の人を悲しませちゃだめだよね。

 思わずミィさんに甘えまくった。



 世紀末トリオの武勇伝は面白かった。

 彼らは護衛任務に定評があり、このサンライト王国と隣接してる国にも結構行ってるみたい。

 外国の文化、食べ物、料理、常識、国民性、気をつけるべき文化の違い、魔物の強さや分布……気になることを挙げていけばきりが無い。

 そんなわけで、体験した生の声を聞けてとっても嬉しい!

 ちなみ隣接してる国は西のシューベルト魔王国と南の自由貿易都市国家。北の山脈を越えた先には獣人の国やエルフの里。東は海に面しているけど、海を越えた先にある諸島を更に越えた先には極東の島国。

 他にも、遊牧民の国とか、聖教国とか、帝国とか、共和国とか、少数民族の国とか、様々な国がある。

 魔物という人類の天敵がいるため、未だに前人未到の地は数しれず。

 話を聞いてたら旅行に行きたくなってきた。

 学校を卒業したら行こうかな?

 旅行って言うほどお手軽じゃなく旅ってレベルになっちゃうかもだけど。

 


 ルビーお姉さんにお子さんができていたのにも驚いた。

 戦火によって失われた命はたくさんあったけど、だからこそ生まれてきた子どもには幸せになって欲しい。

 ってお子さんが産まれたことに嬉しかったり感動しってことを話したらみんなほっこりした表情になって撫で回された。

 フランちゃんはいくつになっても純情で可愛いわって言われながら。


 な、なんで??


 そんな様子の私をよそに、女性陣に子どもは良いわよ、もちろん子づくりも最高に良いわよなんて語るルビーお姉さん。

 それにつられて他の人も話す話す。


 どうやって意中の相手を仕留めたのか、絶対無理と思えても挑まなければ確率はゼロのままだとか、それはそれとしてやったのかやってないのか、思ったほど痛くない・すごく痛いだとか、怖くてまだ無理だとか、自分のフェチ(鎖骨や鼠径部、筋肉かで盛り上がった)はどこだとか、テクニックの話だとか、種族による違いとか。

 だいぶお酒に酔ってるからか、大胆になってきてる。


 大半の男性陣は酔い潰れて聞いてないような気もするけど、それでも起きている人はいるわけで……。

 聞かれて恥ずかしくないのかな?

 酔った勢いにしても凄すぎない?

 娯楽が少ないせい?

 それとも時代的なものなの?


 分からない。

 私には分からないけど……。

 特に普人が積極的かつオープンな感じ。そりゃ人種の中で普人の人口割合が多くなるのも納得なレベルよね、ということは分かった。


 私?

 前世でも人前でこんなあけすけに話したことや会話に混じったこと無いから分かんないし、興味がないわけじゃないけど、聞くだけでもめちゃめちゃ恥ずかしい。

 あそこに交じって話すなんてとんでもない。

 話題が過ぎるまで気配を消しつつミィさんとおしゃべり。


 学校を卒業したら近い内に外国へ旅行したいことや、旅行先について話してると、なんとミィさんは隣国である魔王国出身ということが判明。

 これ幸いと甘えまくったりねだりまくって、ミィさんに魔王国を案内してもらえる約束を取り付けることができた。


 勝った!

 第三部完!(アイリのマネ)

 大勝利宣言しちゃうんだから!




 そんなこんなで試験結果発表日。


 学校に向かうとエリーとアイリが待ち構えていた。


 それだけじゃない。


 男性陣は王子様、マイケル様、マッシュ様、ウルフェン様だけじゃなく、よくウルフェン様とつるんでるエルフのローランくんやドワーフのランディくん。

 女性陣はシア、キャロちゃん、それに加えてユリアーノ様、イザベラ様とアーリィ様。

 っていうか、よく見たら同級生全員じゃん。

 いや、よく見ると元生徒会組のニコラウス様やネッサお姉ちゃん、エルフのエミリア様と狐獣人の玉緒様まで!


 いやいや、勢揃いすぎじゃない!?

 後輩くんや後輩ちゃんたちも同じく合格発表日だから分かるとしても、集まり過ぎじゃない!?


 「おかえりなさい、フラン」


 「ようやく戻ってきたわね」


 二人とはお手紙でやり取りしてたものの、こう、私的には感動の再開!


 「エリー、アイリ! えっと、えっと、久しぶり! だよね? 元気にしてた?」


 って感じを想像してたんだけど、混乱しててまともに返事ができなかったんだけど!?

 何よこのクソダサ挨拶は!?


 「もちろん元気よ。そしてこれよこれ! やっぱフランはこうでなくちゃ! あー、目を白黒させる姿も推せるわー。間違いない。キリッ」


 いや何言ってんのアイリ。


 「自重なさいな、と言いたいところですが、同意せざるを得ませんわ。さすがはフランですわ」


 何がさすがなんだろう……。

 試験勉強で忙しかったけど、こんなに長い間顔を合わせなかったのは初めてかも?


 「……フラン。(たわくし)は」


 未だに混乱してる私の手を取るエリー。


 「(わたくし)は、この日を迎えることができて、本当に嬉しいですわ。どれだけ言葉を尽くしても言い表せません。ですが、これだけは伝えたいのです」


 そしてそっとハグをされる。


 「ありがとうフラン。目を覚ましてくれて本当にありがとう。あのとき、(わたくし)を、(わたくし)たちを救ってくれて、ありがとう……!」


 「アンタがいたから、アンタが無事だから、こうしてグランドエンディングを迎えられたの。だから、ありがとう。でも、次にこんな倒れるようなマネをしたら承知しないんだからね!」


 アイリも抱きつき、三人でハグをする。

 だんだんと落ち着き、そして二人のぬくもりを感じる。


 良かった。

 本当に良かった。


 私は成し遂げられたんだ。

 二人を助けるって願いを、約束を。

 私が自らに対して決めた命がけの約束を、守れた。

 そのことがとても誇らしい。


 とんとん


 ……ん??


 バシバシ


 アイリ、私の背中を叩いてどうしたの?


 「っぷはぁっ! ぜー、ぜー、ちょっと力入れすぎよフラン!」


 「ご、ごめんね?」


 「まったくよもう! 死因がアンタらの凶器で窒息とか末代までの笑い草になるところだったじゃないの!」


 「あら、ごめん遊ばせ」


 「そう言われても」


 エリーはこの2年でさらに身長が伸びたようで、公爵夫人の生き写しってレベルでよく似てる。私の主観だといきなり背が伸びて大人びたように見えるんだけど。

 そんなわけで大人のお姉さん感も加わってきておりとにかく色香がヤバい。

 一方アイリは2年経っても身長が全く伸びてなさそう。安心感が違うかも。それにエリーと正反対なくらい絶壁だからね……。


 「きぃーっ! 格差社会が憎いっ! これか!? こいつらがいけなああぁぃったあぁぁぁぁぁーーーーーっっ!!?」


 「セクハラはダメだよアイリ」


 両手をわきわきしながら揉もうとしてきたので思わずチョップ。

 ただ今にも転げ回りそうな雰囲気だったので仕方なく撫でながら回復魔法をしてあげた。公衆の面前にて公爵令嬢であるエリーを揉むなんて暴挙は自重したみたいだし。温情措置かな。


 「あー痛かった……アンタが怪りすみません何でもないです」


 「ふふふ、締まりませんわね」


 「ホントそうだよね」


 「さーせん」


 クスクスと三人で笑い合う。

 いつも通り。

 こんな日常を本当に嬉しく感じる。


 「エリザベス様、アイリーン様、そろそろ私達にもフランを貸してください! みんな待ちきれません!」


 シ、シア!?

 そうだった!

 周りに皆がいたんだった!

 うっわ!

 恥ずかしすぎる!

 っていうか、私を貸すってどう言うこと!?


 「仕方ありませんわ。ほら、皆様おいでなさいな」


 エリーの声かけと同時に集まるみんな。

 そして次々声をかけられまくる私。


 や、ヤバい。

 こんなにみんなに心配してもらえたり、さらに久しぶりに先輩方に会えたりしてとっても嬉しいけど、忙しすぎて目が回りそう!


 あと、ウルフェン様は、「アイリーン嬢が本当に窒息しそうだったのか俺にも確認させてくれ」と胸を凝視しながら言ってきたので『風の爪』の応用である『風の槌』で容赦なくぶっ叩いてやった。ついでにうずくまって悶絶してるところにわさびの目覚まし魔法も追加してあげた。

 エルフのローランくんとドワーフのランドくんが「俺達にできないことを平然とやってのける! そこに痺れる憧れるゥ!」とか言いながら胸にいやらしい視線を向けてきたので、こっちもわさびの目覚まし魔法で節穴に吹きかけといてあげた。

 セクハラヘンタイエロ狼を筆頭とした三馬鹿にはこれくらいでちょうどいい。


 「皆様方、どうやらフランはお疲れの様子ですわ。ここは一旦解散し、午後から私のお屋敷で続きのパーティを開きますので、お時間のある方はぜひいらしてください。出欠についてはアイリが取りまとめておりますので彼女に声をおかけくださいませ」


 「はーい、パーティに参加する方はアタシのところに来てねー。参加された方には抽選で希少なプレゼントが当たるかも!? 整理券が抽選券になるのでぜひ来てね。整理券はお一人一枚まで! 複数枚持ってたら失格! この場にいない人を呼んでもOKだけど、抽選に参加できないからご注意ください。ちなみに特賞はフランのもふもふ権!!」


 「ちょっとお! 聞いてないよ!? っていうか、まだ合否確認してないんだけど!?」


 「安心なさい。合格しておりますわ。そもそもフランが不合格などありえませんもの」


 「そっかぁ、ちゃんと合格できて良かったぁ〜」


 安心してふぅと力が抜ける。


「あと期待を裏切らなくて良かったよ。物事に絶対なんてないし、ちょっとだけ不安はあったからね。合否発表の掲示板見てきて良い?」


 「もちろんよ。さ、後が詰まってるんだからサクッとみてきなさいな」


 「うん。じゃあちょっと見てくるね」


 と言ったはいいものの、合否掲示板に群がっていた後輩ちゃんや後輩くんに回復祝いや合格祝いの声を掛けられまくって確認するまでが大変だった。

 それでも確認後は何とか抜け出して気合を入れる。


 さあ、午後はエリーのお屋敷でパーティだ!






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