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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
魔法学校編
67/342

完勝

ミーシャの初戦の相手であるヒューズという男、同じクラスという認識だけでどういう魔法を得意としているのかヴァイオレットは全く知らなかった



『ねぇねぇシェリアちゃん、ミーシャちゃんの相手ってどんな人か分かる?』

『えっと……ヒューズさんは確か……風の魔法を使う方です』

『風魔法かぁ……霧の魔法を使うミーシャちゃんとはちょっと相性が悪いかもね』

『ミストジャマー!』



先に仕掛けたのはミーシャ、フィールドを覆う程の霧を発生させて視界を奪おうとする

しかし相手のヒューズは戸惑うことなくすぐさま対処に入った



『ウィンドウェーブ!』



自身を中心に衝撃波のようなものが飛んでいき、それによってミーシャが作り出した霧がヒューズの風魔法によって吹き飛ばされてしまう

霧は散り散りとなり開始地点にいたミーシャを探すが、そこにはもうミーシャはいなかった

ミーシャは霧を生み出した瞬間にヒューズの死角となる場所に潜り込んで接近をしており、攻撃を繰り出そうとしていた

魔法の相性は良くなくともミーシャの得意分野は接近戦、それに持ち込めば一気に優位に持ち込めるはずだ

だが相手もミーシャのスタイルは把握しているだろう、冷静に待ち構えていた



『ウィンドシールド』

『ぐっ!』



ヒューズが作り出した風の盾、その盾とミーシャの蹴りがぶつかると脚が弾かれる

更にその脚は出血していて、鋭利な刃物で切られたような傷ができていた

どうやらあの風の盾は攻撃を防ぐだけでなく相手にダメージを与えることができるらしい

近接戦闘を得意とするミーシャにとっては厄介な盾だ

それでも構わず攻撃を浴びせ続けるミーシャ

それによってフィールド内はミーシャの血で徐々に染まっていく



『どうしましょう……このままではミーシャさんが……負けてしまいます』

『んー……?いや、多分ミーシャちゃんが勝つと思うよ』

『え?』



ヴァイオレットの言葉の意味が理解できずミーシャの方に向き直るシェリア

傍から見たら一方的にやられているのはミーシャ方だ

ボロボロの状態でも攻撃を浴びせてはいるが、動きを鈍くなってきているしこのままでは負けは濃厚だろう

相手もそれを理解し、防御体勢から攻勢に転じようとする。その時だった



『ガスト……うっ!』



ヒューズがミーシャに止めを刺そうとした瞬間、背後に先程までやられていた筈のミーシャが無傷で立っていた

観客はミーシャが一方的にやられているように見えていただろうが、最初の霧を作り出したと同時に自分の分身を生み出し自分は分断されていた霧の中に身を潜めて奇襲の機会を窺っていたようだ



『勝者ミーシャ・オルネシア!』

『やったー!ミーシャちゃん一回戦突破!』

『や、やりましたね……!』



相手が本体と見間違える程の分身の完成度、一体だけとはいえ以前よりも格段に成長しミーシャは初戦を突破することができた



ご拝読いただきありがとうございます!

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毎日最新話を更新していますのでよろしければ次回もよろしくお願いします!

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