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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
竜魔決戦編
221/342

同族を救う為に

『そっか、そういう事か』



呪いの言葉の様に囁いているのが魔動機竜から聞こえてくる

その声を聞いたことでルージュは敵の正体を突き止めるに至った



『お前は僕達竜の死体を使って作られたんだね』



竜の死骸は人間にとって捨てる部位がないと言われる程貴重なもの

特に竜の血は飲めば強大な力を得られるとも言われているらしい

竜も戦いに負けて死んでしまったのなら素直に成仏していただろう

だが自分の体の一部を辱めるような行いをされてしまったらこんな風に成仏できないのも無理はない



『コロスコロスコロス!』

『凄く辛そうだ。今そこから解放してあげるよ』



敵とはいえ利用されているのならせめて同族として楽にしてやりたい

そんな気持ちでルージュは魔動機竜へと突っ込んでいった

硬さは相手の方が上だが速度はルージュに軍配が上がる

相手の動きをよく見極めながら息吹以外にも様々な攻撃を試していく

尻尾による薙ぎ払いや爪による物理攻撃、竜の息吹も繰り返し試してみる

息吹に比べて物理攻撃の方が傷をつけられそうなことは分かったが、倒すには到底ダメージが低く何度も攻撃しなくてはならない

その上接近戦だと相手の攻撃間髪入れずにくるので思った以上に体力消費してしまう

生物であればずっと動き続けているといずれは限界がくる為攻撃をし続けることは不可能

しかし相手は人の手によって作られた人工物、エネルギーが切れるまで動くことを止めずこちらが攻撃を与えても怯むことはない



『くっそぉ、どうすれば倒せるんだろう』



魔動機竜の装甲によって自分の息吹が反射されてしまっているのは何度かやっているうちに気づいた

ならばどこを狙うべきか。相手の攻撃を躱しながら弱点がないかと探しているとある部分に目がいった



『ん?あそこだけ覆われてない場所がある』



ルージュが見つけたのは可動域部分、そこだけ装甲で覆われていないことを発見する

だがそれも僅かな隙間でしかも動いている相手となると当てるのはかなりの精度を要する

けれどすぐに他に策も思いつくはずもなく、ルージュは物は試しにと流星群(メテオシャワー)で相手の可動域部分を狙い始めた

拡散型の流星群で一発一発を針の穴に通すような芸当は至難の技で中々目標に命中せず苦戦したが、放った一発が魔道機竜の人間でいう肘部分に命中した

これまでのように反射されない。ルージュの予想は見事に的中した



『よしっ!効いてるぞこの調子であそこを狙い続ければ倒せるかも』

『まずいな……魔道機竜の弱点に気がついたようだ。こちらの攻撃も奴に届かないのではジリ貧だ。作戦を変えるぞ』



ルージュと魔道機竜の戦いを地上で見ていた騎士団はこのままではいけないと作戦を変更

ルージュに対する攻撃を中止し全員でカラミティがある方向へと進軍していった



ご拝読いただきありがとうございます!

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隔日投稿で最新話を更新していますのでよろしければ次回もよろしくお願いします!

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