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竜皇女と呼ばれた娘  作者: Aoi
竜魔決戦編
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願い届かず

人間達によってカラミティが襲撃されていたその頃、ヴァイオレットはというと海辺で漁を行っていた



『大漁大漁♪これだけあれば皆にも食べさせてあげられるね。クラちゃんもありがとうね』



クラーケンと共に漁を行って皆の分の魚を獲ってホクホク顔なヴァイオレット

十分な漁が獲れたのでクラーケンにまた来ることを告げカラミティに帰ろうとしていると、プリローダが突然姿を現した



『ヴァイオレットちゃん』

『プリローダ、どうしたの?』

『ちょっと報せたいことがあってねー』

『報せたいこと?何かあったの?』

『まぁ端的に言うとねぇ、あなた達の町が襲われてるよ』



プリローダの言葉でそれまで楽しかった雰囲気が一瞬にして消え去る

ヴァイオレットも顔つきを変えてプリローダに問いかける



『誰が町を襲ってるの?』

『人間だよ。それもたくさんの』

『人間?どういうこと?』

『私も分からないけどいきなり森の中に現れたんだよねぇ』

『それで今町はどうなってるか分かる?』

『今はなんとか敵に入られないよう頑張って食い止めてるみたいだけど時間の問題かもねぇ』



プリローダの言っていることが本当ならばこんなところで時間を無駄にしている場合ではない

ヴァイオレットはすぐさまルージュの背中に乗り町に戻るよう頼む



『ルージュ!全速力でカラミティに戻って!』

『うん!ちゃんと掴まっててね!』



全速力で一目散にカラミティへ戻るヴァイオレット達、その間ずっと町の仲間達の心配と襲撃してきた人間達の正体を考えていた

突然現れたという話だったが森の隅々まで把握しているはずのプリローダが見逃すとは思えない

大軍とのことだったら尚更だろう

ここの事を知っている者といったらエリザ達くらいなもの、だが全員特に怪しい行動をしていた記憶もない

色々な可能性を考えたが結局考えは纏まらず、今はとにかくこの目で襲撃してきた者達の正体を突き止め、一刻も早く仲間達を助ける為にカラミティに向かった

ルージュの全速力でもカラミティが見えてきたのは一時間が経った後、ヴァイオレット達が到着した頃には既に煙が上がっていた



『煙が……!お願い皆無事でいて!』



仲間達の身を案じてカラミティへと戻ってきたヴァイオレットは上空からルージュの背を降りて町の中へと着地、辺りを見渡すとそこに広がっていたのは変わり果てたカラミティの光景だった



『なにこれ……』



煙が上がっていた原因は建物で壊れ燃やされていた

襲ってきた者達と戦っていた痕跡が散見される

だがヴァイオレットが一番恐れていたものはまだ発見していない

このまま見つからない事を祈りつつ町の中を歩いていくが、その願いは無残にも砕かれる

そこには朝挨拶を交わした仲間達が倒れていた



ご拝読いただきありがとうございます!

ブクマ、評価感想等々頂けると励みになります

隔日投稿で最新話を更新していますのでよろしければ次回もよろしくお願いします!

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