表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THIRD EYE  作者: 暇な青年
64/65

最終章 通知表

暇ねん「キャラ対話今日もコイツだ!!」

良祐「どうも」

暇ねん「自分低いな~」

良祐「本編ならまだしも、こんな呼んでるのか分からないので頑張ったってね~」

暇ねん「おい!」

良祐「しかも、最終回だし」

暇ねん「実はまだだけどな。という事で最終回」

暇ねん&良祐「どうぞ」

「そうか、空も二年生になれるのか。よかったよかった」


「おい!どういう意味だコラ!!」


空が二年生になれることを聞いて立花は手を叩いて祝福?をしたが、空は立花の態度に不満だらけだった。


「まぁまぁ」


「実際、よく二年生になれたよな。あの点数で・・・・・」


なだめる紅希と不思議に思う良祐。


「良祐と紅希は大丈夫だろ?」


「もち!」


はっきりと言う良祐。


今、良祐たちは騎士城のメイン広場のソファに座り喋っている。


今日は一年生最後の日。ついさっき桜田高校で終業式があり通知表を貰い、自分達が二年生になれる事を知った。


つまり、明日から春休み。春休みが終わると良祐たちは二年生になり、桜は三年生へとなる。


学校が終わると三人は真っ先に騎士城へと向かって今に至る。


「しっかし、さすがは紅希だな。この点数は・・・・・

良祐も頑張ったんだろうが紅希には勝てないな」


二人の通知表を見比べている立花に対して良祐は苦笑した。


「隊長、比べる相手が悪いっすよ。紅希はクラスで1位、学年で4位ですよ?クラス9位、学年21位のオレが下だって事分かるでしょう」


立花の手から通知表を取り鞄にしまおうとした瞬間、良祐の手から通知表が取られた。


「ちょっ・・・・・・って、先輩!」


通知表を取ったのは制服姿の桜だった。こちらも学校が終わるとすぐに騎士城に来たっぽい。


「・・・・・・・」


取った通知表をまじまじと見る桜を見てため息を付く良祐。


「良祐って・・・・・・」


「・・・・・・?」


「頭良かったのね」


その言葉に良祐はソファからずり落ちそうになった。


「酷くないですか先輩?」


「ふふ、冗談よ」


(冗談に聞こえなかった・・・・・・)


言葉を発した時の桜の表情は冗談を言ってるよな顔ではなかった。


「そういう桜はどうだったんだ?」


「見ます?」


立花の言葉に反応した桜は質問すると頷く良祐たち。


「・・・・・・・どうぞ」


鞄からクリアファイルを取り出し折り目一つ無い一枚の紙・・・・・・通知表を取り出し良祐に渡した。


「・・・・・・・」


「・・・・・・・」


沈黙が流れた。


「ん?どうしたの、皆?」


誰も何も言わないので桜が不思議に思い聞いてきた。


「あ~、いや、べつに・・・・・・」


立花の歯切れの悪い言葉が出てきた。


良祐と空は紙から視線を逸らしため息を付いた。


紅希は左頬を掻いている。


紙・・・・・・通知表の内容は色々書いてあるが成績だけ発表するとクラス1位、学年1位。・・・・・・・つまり分かっているだろうし、しつこい様だが桜は学年で1番頭の良い生徒である。しかも騎士団でたまに学校から抜け出しているのに・・・・・・


「さすがね。桜」


「えっ?」


後ろから声が聞こえ振り向くと私服姿の聖華がいた。


「あっ、勇美副隊長」


「聖華さん、ご卒業おめでとうございます」


「ありがと、桜」


(そっか、勇美さんは三年生だからこの前、卒業したんだっけ)


聖華を見て思い出すと聖華がじっと見てきた。


「な、何ですか?」


「久しぶりなんだから何か言う事無いの?」


「え・・・・・・・?」


キョトンとしていると紅希が耳元で何かを言ってくる。


「・・・・・・あぁ!!」


言われた事を理解すると良祐は紅希に視線を向けた。


「おまえが言えよ」


「えぇ!?」


「む~、まだ?」


焦る紅希、待ちくたびれた聖華。


「え~っと、その、ご卒業・・おめでとうございます」


恥ずかしそうに言うと聖華は「ありがと」と笑顔で返した。


どうやら満足したようだ。


「それより、(あいつ)はどうしたんだ?」


「えっ?」


聖華は指差し、良祐達は指された方に視線を向けると空がソファの端で真っ白になっていた。


「あぁ、アレは・・・・・・」


哀れむような目で空を見てから空の通知表を聖華に見せた。


「・・・・・・これは!!!」


「先輩の通知表を見て更にショック受けたらしい」


今更ながら空の成績クラス35人中25位、学年121人中89位


「・・・・・・しかたないな」


「だな」


「ですよね」


と言い簡単に片付けた。


「お前ら!」


「はい?」


突然立花が良祐たちを呼ぶ。


「まだ世界には人形(ドール)の残党が残っている。それを殲滅するまでよろしくな」


「ハハ、何いってんすか隊長。俺たちは何時までも着いて行きますよ!!」


良祐の言葉に頷く空、紅希、桜、聖華。


「たく、バカなやつらだな」


「うわ、ヒデェ」


本気でショックを受ける良祐を笑う立花たち。




こうして、良祐が学校生活の三分の一が終わった。

騎士団になり人形(ドール)と戦う日々の中、学校生活も頑張り充実した一年だったろう。

次は良祐たちは二年生、桜は三年生。新たな学年になり一年のときとは違う時が良祐たちを待っているが、それは次のお話・・・・・・GO TO NEXT SEASON

微妙な終わり方ですが許してください。

最終回ですが番外編であと一話だけやります。ですがその頃はセカンドシーズンもやっていますのでコレからもよろしくお願いします。

この次期ですから番外編はバ〇〇〇〇〇デーの話をやります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ